2010年10月26日
スター柄。 木花です。
何度か挑戦していて、あまり納得がいかないことが多く、
今回で、◎です。
この柄を裏にした帯は、こんな感じになりました。
表との柄合わせも、お互いいい感じだと思います。
『木花より』
紹巴織で織って、表も細部に拘りましたが、
裏もそれに負けずに、色々としています。
例えば、欠けた星や、色の入っていない、光っていない星を
入れてみたり、かなりのバリエーションを加えてみました。
単純なようでいて、単純じゃない。
モノづくりをしていて、自己満足かもしれませんが、
この辺りは自分では気に入っています。
配色には、紹巴らしく、微妙なところを表現しています。
表の配色のイメージは、花と唐草の横段なので、華やかに
してもいいのですが、そうではなくて、満開でもなく、枯れた
わけでもなく、小さな花が精一杯(『せーいっぱい』のイメージ)
咲いた色の感じ。という色です。
言い表すのも難しいのですが、『木花(このはな)』という名前
らしいのではないかな?と思っています。
裏向けたり、表向けたり、として、出来上がりを見るのが、
今からとても楽しみになっています。