2011年04月12日
桜の帯。
京都に帰って、出社すると
帯の織り上がりだとか、見本裂だとか、
紋図の最終段階などなどが迎えてくれました。
その中から、一本。
というより、一本と一つ。
『しぼしぼ』
京都は桜で一杯なので、桜を・・・。
というわけではなくて、新しい織り方なので、
まず一つ目の柄は、日本人にとって思い入れがある桜を。。
図案は自分で製作したものではなく、色と織に関わったモノ
ですが、既存の図案(かなり昔の図)から、
不要と思うものを削ぎ落とし、とにかくシンプルにしてみました。
多分、原型は無くなったと思いますが、桜の大きさ、
配置は元の図をそのまま活かしていますので、
そこから来る、柄の流れ、雰囲気は
ちょっとした懐かしさも感じます。
(昔ヒットした歌謡曲をリメイクした感じかな?)
写真の後ろに流れている帯は、配色違いですが、
まだ、色目も確定せず、ちょっと悩み中です。
あとから、着物や小物とコーディネートしたり、
素材を見ながら、最終決めていきます。。。