2013年02月15日
あげかた。
少し確かめたいことがあったので、製作しました。
織り組織は、通常同じ色の糸が2本入る所に、
違う色の糸を一本ずつ入れて織っています。
(厳密に言うともっとヤヤコシイのですが、イメージはそんな感じです。)
また、柄の部分の糸に関しては、糸の綴じを僅かに変えることで、
いつもの組織よりも糸の接点が減るので、素材感、奥行きが感じられます。
こんなことをしなくても、元々の組織自体、立体感や奥行きを作るのが、
上手い織物はありますが、このワザワザ、そうでない組織でして、
頭を悩ましつつ、形にするのが、とても好きです。
糸繰り、製織のことを考えると、配色を僅かに変えるだけでも、
とても手間なことになりますが、出来上がりを見ると、やってよかったと、
思いました。
袋帯ですので、裏地は只今配色の途中です。