2013年10月30日
コスト。
『手に入れやすいモノを 作って欲しい!』
と今まで製作してきた『作楽』シリーズの柄で宿題を頂いていました。
モノづくりの中心が紹巴織だったので、今回は新たな組織と柄を起こし、製作というのも
考えましたが、新柄を起こすと、今回のテーマが遠くに離れていきそうなので、その気持は抑えて、
このモノづくりはシンプルにシンプルに考えて検討しています。
もちろん、それ以外は拘って、織りは『紹巴織』。
配色等を様々工夫して、進めています。
柄や全体のイメージはこんな感じです。
『バームクーヘン』
数柄候補に上がっている中、一柄目はこの『バームクーヘン』。
形状は、今まで作楽シリーズの大部分を占めた袋帯から、ちょっと広巾(九寸)に織った
『名古屋帯』と思っています。
やろうかやろうか?と今までも思っていましたが、機の都合等でなかなか形にできず、
その分も今回は気が入っています。
写真のはまだ、通常巾(八寸)ですので、配色と紋に微修正を加えながら、
面白いものを作ろうと思っています。
今のところ、名前はそのまま『作楽九寸』。
『さくらきゅうすん』と響きもよいので、気に入っています。
今回に関しては、上手くいきそうです。