2014年09月08日
アリス柄の次は・・・。試織。
帯から始まって、小物へと広がった『アリス柄』。
型の具合等をチェックするため、まずは2色で帯揚げを製作しました。
爆発的に大人気、となることは無いと思いますので、一度染めた色は追いかけず、
新しい色目にしようと思っています。
『作楽/アリス柄・帯揚げ』
先日、数枚染め上がったものを出張先へ持っていて、ドキドキしながら、
評判を聞いていましたが、こんな柄の帯揚げ、どこにも無いと思うので、皆さんにニコニコしながら、
ご自分の着物をイメージして、合わせておられました。
もう一つ、同じモチーフでサイズの違う大きさの帯地にコーティングを行って製作した、
お財布。
帯地で財布を作ること自体に、あまり乗り気でないスタッフにも、
この仕上がりは良かったみたいです(笑)。
帯への加工というのは、いつの時代も色々と問題が出てきて、(ご使用になる方以外)には不評です。
やるほうもそれを受ける職人にも、基本的に裏糸の問題、絹という素材から避けられる傾向にありますが、
今回の職人の場合は、以前のにも増して、いい感じです(そうしか言いようが無いのですみません)。
それともう一つ、新しい柄。
これはまだほぼ試作段階を撮したものですが、基本的に同じ考えで、筆で書いてから、
図案、紋図、製織としたものです。
丸は卵をイメージしましたが、真ん丸過ぎるかな・・・。
当初のイメージ通りではありませんが、この紹巴織のある部分の限界を見るためにも
作ってみたかった紋ですので、もし実物を見られたら、ぜひ手にとって、間近で見て頂きたいです。