2015年04月21日
男も惚れる総紗縫。
男性の場合、着物1枚に帯3本と言うのか、私は聞いたことがありませんが、
着物よりも好きな角帯を見つけた時、惚れてしまい、かなりの頻度で離れられなくなります。
それだけ、織りの種類が少なく、柄も色も似たようなものばかり。
仕方がないのかもしれません。
今日のお客様は、総紗縫の角帯を気に入って頂けました。
(角帯自体、普段の要望は多くはないのに、たまたま、今日はお2人重なりました。)
『総紗縫の角帯』
当初、自分の趣味でした。
試験織や試作、キズ物を使い、仕立てに工夫をしながら(沢山帯地を潰しました)、
製作した帯です。今のバージョンは袋帯の機を使って織り、糸も紋もそのまま活かします。
そのため、最初に値段を言うと大抵『いい値段やね〜。』と少々ひるまれますが、
紗の生い立ちから、総紗縫の特殊性をひと通り説明すると、『なるほど〜』と
納得して頂けます。
触れると違いが判る角帯です。
少しずつ、この角帯ファンを増やして行こうと思っています。
もう一つ、この総紗縫を素材?として製作しているモノがあります。
それに関しては明日、また紹介します!
南蛮七宝も好評でしたので、今日来られたお客様には喜んで頂けと思います。