2015年05月25日
過去の難問 その1
まだ若かりし頃(笑)、途中まで製作した雪佳の総紗縫。
総紗縫の初期の方に製作したモノで、途中そのときの限界を感じ、しばらく寝かしておいた
モノづくりです。
スタッフから
『雪佳の総紗縫って作らないのですか?』と聞かれ掘り出してきました。
(先週掘り出して、目出しまでは織りました)
なにが問題か?というと、
単純に製品として織れない。そんな難問です。
『八橋/神坂雪佳の世界/総紗縫』
ブルーで織ったカキツバタの花の部分、ここの上げ方も相当怪しいモノですが、まだ比較的マシです。
他の部分の白濃淡は、織ってみないと分からないものの、おそらくこのままではキズだらけになります。
最後まで完成せず、止まっているのが改めて納得する状態です。
完成までまだまだですが、この柄の総紗縫がお太鼓にきたら、間違いなく素敵な着姿になります。
それを頭に置きつつ、心が折れないように、紋を修正していきたいです。
タイトルに『その1』と付けたのは、まだ同じ時期に同じく雪佳の総紗縫で止まっているのが、
この柄を入れて3柄あります。
今後、まとめて全部上手く行くかもしれないし、2柄だけかもしれない。
そんなのも抱えています。