2015年11月25日
久々に登場、きりんひょう柄
昨日2つのモノ作りに絞ると書いていましたが、風邪は停滞していることもあって、今日は整理に徹することにしました。ちょうど昨日書いていた2つに絞ったモノづくりも、今週末までは紋屋さんの手元で止まっているので、ある意味キリが良いところです。
さてさて『整理』と言っても、実際にある図案を整理もできますが、今日は風邪が悪化しそうなので、それは止めておいて、主に自分のみが触るパソコン上のデータの整理を中心に行いました。写真は6万枚弱、途中で止まっているモノづくりを1000弱とかなりボリュームのある整理になっています(まだ途中です)。
ちなみに、途中で止まっているモノづくりは、そこまでの考えた思考過程をできる限り、写真や文章にして残しています。例えば、最終帯のイメージは写真で撮ることはできないので、こんな感じ・・・と風景や絵画、建物の写真にコメントを入れて残しています。それを見ると、完全に思い出すわけではありませんが、昔の自分の軌跡を辿って、もし成長していれば、そこからさらに一歩進む。そんな対話ができますので、この作業はとても楽しいです。ただ、人に見せても全く意味不明なのがほとんどです(笑)。
途中のものは、いずれ完成させるつもりで焦らずに。完成したものに関しては、自分の記憶の奥に有るモノもあって、今回出てきてきたのは、作楽シリーズで裏地として作った『きりんひょう』です。
この柄の出だしはヒョウ柄の帯を作ろうとした所からです。ただ、『ヒョウ柄の帯』を調べてみると・・・、意外に沢山世間にありました。『では、キリンはないだろ(笑)。』と製作してみたものです。キリンの柄をヒョウ柄に見立てて、多少帯らしくアレンジは加えています。今でも、お財布やバッグの小物に使ったりもする柄でしたが、写真の様に配色は作りましたので、モノづくりに関してはある程度やりきった間もあり、頭の奥の中にしまっていました。
ただ、今回出してきた目出しは、通常であれば柄のサイズ変更や糸の上げ方に修正を入れて作り変えますが、全く触らず行けそうなので、考えるのは配色。この意匠には①地 ②柄 ③2つをつなげる目立たない色、の3色を使っています。その変更と、もう一つ糸種(多分紬を使いそうです)に工夫をして、上げなおそうと考えています。
昨日、進めた2つのモノづくりが次の段階になる前に、ほぼ形にしてしまいたいです。
その前に風邪治さなければいけませんね。