2015年11月30日
新しい御召のネーミング。
となみが作る着物。いくつかある柱の一つが【御召】。
従来の細やかでシンプルな文様をデザイン・配色したモノが今後も主であることは間違いありませんが、その中に一つ+出来そうなものが、上がってきました。まだ、試験で織り配色含め実験レベルではありますが、充分可能性を感じるモノです。
特長は、ベース部分。緯糸の色数が従来品の倍織り込みます。経と緯との関係を見直し、御召・『織』で柔らかな色を表現しようとしています。一反目が、もうしばらくすると反物で上がってきますが、その前にやってしまいことは、『この織物に名前を付けること。』
今後のモノづくりのイメージを膨らませたりするため、でもありますし、スタッフ間で付けた名前で呼び、できるだけ愛着を持つために、できるだけ早くしてしまいたいです。そう思いながら、新しいモノができそうな時(帯はまだマシですが)、バッグなどの小物は特に毎回困っています。
その名前を決める最中、この試験織を囲んで、
いくつかの候補が上りました
その中で全員が『あっ、それやわ。』と頷いたのが、『木花(このはな)』。
柔らかな中間色やパステル色でまとめた帯シリーズです。
まだ、仮でありますし、一反も織り上がっていませんので、何ともいえませんが、来年の桜(木花)の時期にお披露目が出来るようにモノづくりを進めていきたいと思います。
京都堀川通のイチョウ並木はそろそろ見納めになりそうです。今年は一斉ではなくてジワジワとした色変わりでした。