となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「しぼ」と一致するもの

2016年12月26日

襦袢のものづくり・・・。とくに色目

来年に力を入れていきたい、襦袢があります。
さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。
(生地の詳細は後日に・・・)


うちが独自に襦袢制作する場合、となみが帯で行うこだわりをそのまま通して、モノづくりします。
帯の場合は、糸の準備から染め、図案、意匠図、織り段階まで、行います。

襦袢の場合には、生地は仕入れることも、依頼して織ってもらうこともありますが、
となみ織物の名前が入るものに関しては、意味のあるモノづくりを行うことを心がけます。
襦袢生地でいえば、なんでその生地なのか?を制作スタッフはちゃんと応えることができます。
基本、染めも同じ。

そんなことをモノづくりの大事な所に据えていますので、このモノづくり当初言われたことは
『(染める場合)そこまで色合わせますか?』とか、『(生地の場合)これは襦袢地なので・・・。』
ということでした。

だんだんとこだわり続けていると、周りもそれに慣れてくれるのか、
今では、多大な理解を頂いています(と思います 苦笑)。

ただ、今日入ってきた襦袢は、今までのモノづくりの中でも強烈に難しい配色です。

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唐長文様『陰牡丹唐草』

これ襦袢・・・?。
だれが見てもそう思わってしまう、柔らかな色目です。
地は淡い桜色に、その色に添える位の若葉色で文様が浮き出ています。
また、生地のしぼが作る僅かな陰影が、柔らかな色目を浮かべたり沈ませたりする、
襦袢です。

写真では色目が消えてしまうので、これは実際に見てもらうしかありませんね。
もう一色も現在染めていますが、それは対象的な感じ上がってきます。

来年に掛かっていくモノづくりでした。

色つながりで・・・
昨日下鴨神社で、ずいぶん季節外れの紅葉を見ました。
目が冬に慣れてしまっているので、紅葉のオレンジがとっても印象的でした。

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季節外れの色でも、モノづくりの参考に大きなってくれそうですね。

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2016年11月16日

紅葉にハマる。

昨日の午後、橋本関雪さんゆかりの月心寺で着物撮影をさせて頂きました。
場所は京都市と大津市の間、逢坂の関です。


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大津絵の帯も制作していますので、思わず反応してしまいます。)

ここで撮らせて頂いたのは、結城紬にしぼ織『Rococo』を合わせたコーディネート。
お茶席ではD型バッグ(だて)や数寄屋袋。それと羽織も・・・。

京都市内の紅葉がおそらく来週くらいが一番のピークだと思いますので、
車の中では『もう一週後だったら、最高やのになぁ・・・。』と言っていたら・・・。

この通り。

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午前中は雨だったお陰で、苔の濃いみどりに、オレンジ、赤。
空気中の塵も落ちたのか、濃厚な紅葉に囲まれてしまって、しばらくは本目的の撮影を
忘れて、パシャリパシャリ。完全に紅葉に呑まれていました。

池の中の鯉と水面に映る紅葉を眺めたり、見上げるお茶席と紅葉の赤に見とれたり・・・と。
しばらくは違う方向へカメラが向いていましたが、ちゃんと気を取り直した後は(苦笑)、
帯、着物、小物の撮影も十分に撮らせて頂きました。

いやー、ホントに秋ですね。
昨日撮った諸々は、後日少しずつ紹介させて頂きますね。

2016年11月14日

南蛮七宝文様の広巾ショールを男物として・・・

ショールにストールにスカーフに、コート以外の防寒用の何かを南蛮七宝で。
と相当ざっくりとした依頼をもらうことがあり、制作した大判のショール。

作りはじめから、1年以上経ちました。


最初から『こんなのが欲しかった』と、好評を頂いたこともあり、必要以上にこねくり回さず、
(いつもであれば、試行錯誤したりしますが)今のところ、モノづくりし始めた状態、
一番シンプルな形を保っています。

スクリーンショット 2016-11-10 17.08.23.png

もし、このショールをどこかの展示会に持っていた場合、
説明としては下記のような感じです。

文様は『南蛮七宝』。素材は絹100%。

特長は帯も隠れる大判。生地自体、透けるかか透けないか、ぐらいの薄手で織ったため、
単衣シーズンに、コート代わりとして。
生地表面には、縦シボをつけ、シワになりにくい。
また今の季節であれば、そのシボに空気を貯め込み、温かい。

4つ折りにすると、マフラー代わりにも・・・。

スクリーンショット 2016-11-10 17.11.23.png

先日、朝7時から24時くらいまで、文字通り一日中、着物を着ていました。
しかも、天気予報では寒い。

とあったので、試作&撮影用の一枚を(写真の薄グレーです)使ってみました。
一番最初の試作段階を使った感想や買って頂いたお客様からの反応は知っていても、
今回に関しては自分で使ってみるのは初めて。

最初は、一年経ったので改善点が見えてくるか?
一応、女性を念頭に作ったものなので、なにかその面で自分が使うと、
不都合がでるのか?
もしかして、そもそも似合わない?(笑)などなど、頭を過ることは沢山ありましたが、
使ってみた結果、相当自分も欲しくなりました(苦笑)。

引染めバージョンではなくて、浸け染で染めようかな・・・。
個人的には藍の濃い色でと。。。真剣に悩んでいます。

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2016年10月29日

『CandyCircus4』 マンゴスチン

舟田潤子氏とのコラボシリーズ『CandyCircus』。
今、制作中なのは4柄目。今までも十分個性的な意匠が多い中、今回も面白い帯になりそうです。


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『CandyCircus/マンゴスチン』(試験織ver2)』

新しい試みとして、今回は紹巴織に紬糸を入れること。
それ自体は他の柄でやったことはありますが、今度は舟田さんの色を保ちながら、
紬の節も上手く利用したい、そんな試み。

柄を出すために、
糸の通す順番、場所を考え意匠図を作り、紬糸を通すと、
節が立ち色が濁るところを、糸本数でカバー、
(織物の限界はあっても)できるだけ地色を最大限『白く』したい。

意匠図(設計図)を作る際、漠然としたイメージだけ取り掛かるのではなくて、
自分がイメージすることを、ちゃんと言葉&文字にして、モノづくりに誤解が生じないよう、
気をつけること、今までやってなかったことを明確にして、取り組みました。

どっからどう見ても、何かの打ち合わせに見えて、
帯づくり、という感じは全くしない、制作現場でしたが(笑)。

紋は終わり、今は最後の詰めの配色段階ですが、困ったことに悩んでいるのは、
そもそも、『この帯を袋帯にするのか?名古屋帯にするのか?』の部分です。

先日制作した紬糸を通した紹巴織の八寸名古屋帯(『Henna』)が、
いい具合に織り上がっていますので、余計に悩むところです。
(本来、はるか手前で決めておかなくては行けない所なのですが・・・ 苦笑)

このCandyCircusシリーズ、帯だけでも、3柄(水花、舟、蝶々)の袋帯。
しぼ織(アネモネ)名古屋帯。
この後に、もう数柄名古屋帯を加えても・・・。

CandyCircus3 蝶々

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 →『Candycircus3完成

CandyCircus2 舟

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 →『Candycircus2 仕上げ最終。

CandyCircus1水花

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2016年10月24日

『ふわふわバッグ』の発注を考える・・・。

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ふわふわバッグ

このバッグは、帯屋泣かせです。


一つを制作するのに必要な尺は、バッグ史上最高の長さを必要とします。

また仙福屋の小物作りには暗黙のコンセプトには、

『着物のお太鼓姿をバッグにも。』があり(笑)、

帯地をタレ先から順次、必要な長さをカットして制作していく・・・。
というわけにも行きません。

バッグでも花緒でも、その帯の持つ魅力が一番伝わるところを中心に据えて裁断、
縫製をします。ということは、ほとんどの場合それはお太鼓部分の柄ですので、
裁断の際、端切れとなる帯地も一杯出てしまう、本当に贅沢な作りです(苦笑)。

さらにさらに、その柄を出す部分のこだわりも凄まじくなっていて(苦笑)、約2m。
一つのバッグを作るのに、帯地を要する場合があります。

帯の長さは、約4.40mですので、割り算して、2つ・・・。

※端から端まで使えるような柄であれば、3つギリギリ取れることもありますが、
それは、ほぼ例外・・・。


では、『それでも、なぜ作るのか?』

少し現実的な理由としては、バッグ自体、大きいものから小さいモノまで
デザインが無数にあるため、折角できた人気の型は続けていきたい。
そんなこともあります。
が・・・。

それよりも・・・


パッと通りすがりのお客様を惹きつける形。
持たれている方からの絶賛。
バッグの用途としても優れている。

とあれば、作るしか無い・・・。
本当に泣かせてくれるバッグです(苦笑)。


今回、発注を出すのは『CandyCircus』シリーズの『アネモネ』。
しぼ織をふわふわバッグに。

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『アネモネのほわほわバッグ』

バッグ元々のふわふわした形に、しぼ織のしぼ感。
当初、このバッグを作り始めたとき、この相性が一番良いと考えて、制作。

それから随分と経ちましたが、今見ても、いい組み合わせだと思います。


ちなみに、着物とは少し離れたお客さんの多い、舟田さんの個展でも、このふわふわバッグは展示して頂いていて、
そちらでもイイ評判を頂いています。


※帯地を作るのに、絹糸・金銀糸などの原料、織り手さんの工賃、紋・図案費を考えると・・・。
と割が間違いなく合わない・・・となりますので、余った経で織った生地、
もしくは織キズが出た場合、そこを外して裁断などなど出来る限りの努力を行っています。

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2016年07月20日

久々の更新/夏しぼの新作途中。

一週間ぶり、久々の更新です。
その間、ちゃんとモノづくりも進めていましたが、8月と9月にあるイベントの段取りで、ここの所あまりメーカーらしくない動きばかりです。

このブログやとなみFBページもそうですが、帯メーカーが何をしているのか?どんなモノを作っているのか?等々をを伝えること。僕の中で優先順位の高い、ほとんど永遠のテーマのようなモノです。今回やることは、随分苦手な分野ですが、頑張ってやっていきたいと思います。

なにをするのか?、というのはまたお知らせしますね〜。はぁ~(苦笑)。

さてさて、モノづくりはというと・・・。

一つ新作の『しぼ織』が上がってきました。

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『Candy Circus(アネモネノクモ)/夏しぼ』

しぼ織という織物は、普通の帯よりも一つ手間を加えて完成させる帯です。まず御召緯を使い通常よりも広い巾で製織します。その後織った丸巻き上のモノをお湯に浸け、キュと糸が縮む力を使って、帯巾を縮めることで、帯地表面にしぼを作る。そんな織りの帯です。

ちなみに、この帯地表面のしぼを作るために、御召緯の代わりにナイロンの糸を使い、それに熱を加えることで縮ませ、類似のモノを作る。そんなのもありますが、風合いが固いですし、何か違う気がします・・・。折角だったら、似たものでなくて、全く違うモノを作ったほうが良いような・・・。

この帯も基本は御召緯を使って、お湯に浸け、しぼを作ることは同じ。違うのは、全体にしぼを付けるのではなくて、花弁部分にしぼを集中させ縮めることで、ボリューム感と面白みを作るようにしました。

また、しぼ織を作るベースの考え方として、縮む御召緯の特性を、いかにコントロールして『柄や文様』を作りだすのか?が基本です。

この帯では図案の面白みを活かしたいため、敢えてコントロール部分をほとんど考えず、思い切って開放してみることをコンセプトにしています。『一体、どうなるんだろう?』ちょっと無責任の様に(笑)始まり、当然のように最初失敗しながら、次はちょっとだけコントロール⇒チェック・・・、を繰り返してここまで来ています

結んで頂いても大丈夫ですし、縮み具合や紋の具合に関しては問題ありません。後は配色、お湯に浸ける際の細かな問題を一つずつ解決してければ、帯として皆さんに見て頂けると思います。

写真の帯から箔を変え織った二本目も上がってきましたので、また実験し、チェックし、修正を繰り返していきたいです。真夏に結んでもらうには少々遅い完成になりそうですが、夏にも結べるということで、できるだけ長い季節結べる配色のものも考えていきたいです。

CandyCircus
 ⇒https://jp.pinterest.com/senpukuya5/candycircus/

2016年05月25日

399g

随分と時間が掛かりましたが、一つ完成しました。『夏しぼ』シリーズ一柄目。

未だに周りからは『なに、この帯?』という目で見られてしまいます。この帯の前段階(目出し)では、一応『こんなイメージを持って作ろうと思う帯です。』という話はしていましたが、未だに『なに?』です(苦笑)。確かに分かりにくい。。それでも、この反応は総紗縫がまだ認知度の低い時と同じで、それを考えると悪く無いかもしれません(笑)。

帯としての織物は,ハリ、手に持った質感、結んだ後の耐久性等を考える必要があります。それらを気にしなければ、どれだけでも透けさせることはできるし、重量も軽くなります。反対に、透けて、ハリがあって、結んでシワになったモノでも、ちゃんとお手入れをすれば綺麗に伸びる・・・と多くの要素をクリアするとなると、なかなか簡単には行きません。この辺りのバランスを最大限に調整しつつ、軽く薄く制作したものが、この『夏しぼ帯』。

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今のところ、裏地に考えている別組織の織物(おそらく上品綟の無地)を組み合わせて袋帯にすると、400gを切る、399gと予想よりも随分と軽くなりました(予想は420gです)。この次は、上品綟の裏地と合わせて、仕立てして、その上で手持ちや重量バランスを見て、結び心地のチェック。全てがクリアすれば、完成となります。

この織物、目標は、総紗縫と上品綟に続く、夏使える帯の柱の一つになること。まだ一柄目ですが、野望は大きくですね〜。

2016年04月21日

上がりが楽しみな・・・夏しぼ。

 

今までとは流れを変えて作っている帯です。
 

織物のベースとなる織組織自体はイジっていませんが、イジった?と周りが感じるほど、糸使いや地紋に変化を付けています。そのため、今までだったら、『こんな感じでできあがるんじゃないか?』とイメージできますが、今回のモノづくりはぼんやりと霧がかかった状態です。名古屋帯にした方がイイような気もするし、裏地を上手く利用した袋帯にした方が・・・と、まだ気持ちは揺れています。

 

それでも、生地自体の完成度は試験を取る度に上がっていますし、着実に完成へ進んでいます。
(こう書いた途端、この下の目出しの後、大きく失敗しましたが・・・苦笑)

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『試験織3 CandyCircus4』

 

見切り発車に近い形で、この織物を使って3柄、新しいモノづくりを進めています。
一つは横段柄。意匠自体は今までも何度か製作していて、見慣れたといえば見慣れた柄です。現在は試験織でのチェックが終了して、配色の最終段階です。3つの柄の中では遊びは少ないものの、この織物の指標となってくれそうな帯になりそうです。

あと二柄は、ドンと思い切った意匠です。『Candy Circus』シリーズの4柄目となりますが、しぼ織全体としても、今までに見たことのない、またはやったことのない意匠・しぼの使い方の帯ができそうです(だからこの帯が一番霧がかかっています・・・。 笑)。

完成して、結んだイメージは可愛い、思いのほか着物や小物とのコーディネートし易い帯、だけれども未知な部分がめちゃくちゃ多い、そんなモノづくりを今は色々な出来事と並行しながら楽しんでいます。

 

今日は、今から出張へ行ってきます〜!

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2016年04月14日

Candy Circus 3柄目、悩み中

銅版作家舟田さんとのコラボして製作している『CandyCircus』の帯。
今のところ、①水花と②舟(名前検討中です)の2柄が完成しています。

次は、3柄目の蝶々と4柄目の夏しぼの帯を現在進めています。
夏しぼに関しては、意匠図の製作が終わり、紋を彫りも終わりそうですし、近々3柄目を先に飛び越えて、帯の形になりそうです。

3柄目の蝶々に関しては、作品の色数と雰囲気を織物でどう作っていくのか、今現在悩みのど真ん中にいます。(多すぎて不可能ですが)もし作品の色を全て拾うとすると、色が濁りすぎる。反対に少なすぎると雰囲気を作り出せない。じゃ、そのバランスを織物の限界を踏まえて、どこで取るのか?そこが一番の悩みどころです。


メーカーが一番力を出せる部分でもありますし、その自負を持ってこの二ヶ月間、一歩進んで、また戻っての繰り返しを行っています(笑 ホントに大変です。)。悩みの元を解消するキッカケがもうちょっとで見るかりそうな感じもしますので、それを見つけることがでれば、何とか来月中には、目出しくらいは取れると思います。

昼間には、一柄目の水花を南蛮七宝の御召や大島に合わせたり、

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『水花✕南蛮七宝文様/御召』

外に持って出て、太陽光に当てて、黒緯と一緒に織り込んだラメ糸の具合を確認したり。
しながら、三柄目をどうするか、悩み中です。現実逃避ではなくて(苦笑)・・・。

このシリーズは、帯としては個性のある意匠と配色です。
最初は人を選ぶかもしれませんが、見ていると人を楽しくさせる何かありますので、ゆっくりとモノづくりしながら、帯や着物、小物?のファンがじわじわと増えるようになったらと思っています。自分の周りには少しずつですが、ジワーっと広がりを感じていますので、今後たのしみな、CandyCircusです。。ぜひ、一度見て、触って、当ててもらいたいです。

 

2016年03月11日

昨日の夕方上がってきた、しぼ織の試験。

 

今日から3日間京都を離れます。
宿題と課題と今後のモノづくりのネタをそれぞれ山ほど持っての移動です。

 

まだ、帯にできるのかわからないモノが多いので、詳細は掛けませんが、最近良く上げているしぼ織なんかは、かばんに目出し(試験織)を入れて持って行こうとしています。良いのか悪いのか分かりませんが、最近は夢にも見ますし(苦笑)。

 

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『今までのと違い、わかりますか??』

 

この意匠を使って帯にするか?まだ今のところ分かりませんが、試験を取るための意匠としては、地部分が広いところ、そうでないところ。お湯に浸け、しぼを出した時に花びら部分の具合を見るのに、ちょうど良いです。今までは、しぼ織自体、しぼを付け過ぎると良く無い問題が出てきましたので、その限度を見る意味でも本当にありがたい柄です。ただ、今のところは、帯として一本を織るのには、柄自体が可愛すぎるかな?となみ織物に無い様なモノだから織ってみようかな?のちょうど間です。

 

ちなみに、新しいモノづくりのため織った試験の回数は、①織組織の変更、②糸使い、③配色をそれぞれ別に試験を取りますので、もう間もなく『いつまでやってんの?』と突っ込まれる程です。現状としては、ほぼ上手く行って、後地色の配色の微調整が難しい、その点をクリアするだけです。なんとか、夏に一本でもこの帯を結んでもらえるように、そのモチベーションで詰めて進めています。

 

そんなこんなで、京都を離れている間に、頭からこのモノづくりが抜けてしまいそうなので、これを書いている間にも目出しはカバンの中に入れる決心をしました(笑)。

 

 

今までのは
 ⇒http://goo.gl/5tIFyR

2016年03月04日

離陸準備。

 

しぼ織を夏仕様に改良しようと検討中です。袷仕様⇒夏もしくは単衣仕様へと変更、季節が変わるだけあって、少々の変化じゃない改良となります。完成イメージとしては・・・、今の夏着物に合わせ、色数をそこまで入れず、シンプルな文様。軽くてもしぼの質感は残したまま。ただし地色は効いた色もしくは柄が効き色。

イメージとしてはこんなです。



色は素材の選別する必要がありますので、まずは織組織、土台部分を確率させるのが先。
モノクロに近い形の箔を使って、先日試験を織ったのが下記写真です。

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『夏一本でも結んでもらえるのか?』ちょっと疑問のペースではありますが、まだ試験は続けています(苦笑)。ただ、糸の使い方を変え、しぼの付き方を変えた生地がどこまでの耐久性を持っているのか?一番大事な部分でもあります。そのためテストとして、一本織ってみて、裏地を付け、袋帯として結ぶ試験を今から行いたいと思います。

 

その前の記念撮影がこの写真 ↓

結びにくい、生地が弱い等のネガティブな要素が多いのか、それとも軽くて◎、キッチリと締まる。等々のポジティブな意見が集まるのか、それに加えて、生地の張りや重量バランスを少しでもイイものに。結構、やることは山積みです。

 

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『しぼ織組織』

 

写真の帯を除いて1本目になる予定の図案も、着々と進んでいますので(ちょっと無茶な感じが素敵に上がるそうです)、暑くなる時には、『この帯いいなぁ。』または『あの帯、私も結びたい!』とそんな声が聞こえるのを想像して、少しずつ前へ進めています。

2016年02月29日

ゆっくりながら再始動。輪宝文様の御召/試験織1

高松から京都へ帰ってきました。花粉症と風邪で本調子ではないのですが、溜まったモノづくりを見ると、結構元気がでてきます。いくつか並行したモノづくりはどれも一斉に手を付けていきたい気持ちもありますが、それをやってしまうと、混ざってしまいます。そうならない様に、一つずつ進めていくのが安全です。

 

今、比較的に完成/ゴールに近いものは作楽の新柄。それに今まであった紋の配色を変更するモノ。織り組織に変えてリメイクするモノ等々。量で見ると、ぞっとします(笑 出張中にはそれを整理していました。)。他には図案段階のCandyCircus3柄目、メルマガに掲載していた『しぼ織』、唐長文様の帯等も優先順位を変えながら進めています。この辺り全て引っ括めて、たのしみの宝庫です。

 

今日は、その中でも一番ゴールに近そうなモノ作りの検討を行っていました。ざっくりとした部分は、出張中でもメールのやり取りで進めていたものの、やはり織りの実物を見ると、修正点はもっと見えてきます(それでもやっていたくなります)。

 

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『唐長輪宝文/御召の試験』

 

細かな修正点は色々とあるにしても、大きなのは2つ。
1,全体を構成する輪宝部分(◯のところ)が楕円具合がきつい←筬での打ち込みが入りすぎています。
2,文の真ん中の上げ方が異なる。

とはっきりしています。←写真ではそれも見逃しそうになることも・・・。

 

後は、実際にお手本にした唐紙と試験織との間を何度も目を行ったり来たりさせて、最後の詰めを行います。

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『お手本にした唐紙/輪宝文様』

 

大きな修正点はだれでも見つけることが出来ることができますので、、それ以外の修正点に気がつくことと、仕上がった紋に対しての配色がここからの自分の仕事です。

 

来月中旬に、唐長さんの三条店で初反の発表ができれば・・・上出来です!

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2016年02月01日

2月、新たな期のスタート。しぼ織;花柄。

 

無事、棚卸しの勘定が全て終わり、あとは集計等の事務的な作業に入ります。昨日は社内が原料、商品、人も引っくり返って、お盆・年末の大掃除以上の掃除となりますので、今日はビシっとすっきりとした空気が社内には漂っています。まずは一息です。いつもビシっと空気が大事ですが、片付けるとともに、帯見本があっち行ってたり、していますし、もう一度散らかさないように気を付けながら(笑)、自分のモノづくりのモノを集めていきます。その中の一つ。

 

現在、試験を繰り返し、なんとか前に進んでいるモノが『しぼ織』の新しいアイデア。

この試験は(帯になればいいですが)、今後作って行こうとする『しぼ織の土台』、柄の一部になるようなモノづくりです。しぼ織に使う素材には、今では希少と言っても良い、『御召緯』を使って製織しています。その特徴は水分に浸けると縮むことです。織りの段階では、それを見越して帯巾を広く織り上げ、お湯に浸けて縮め、帯表面に隆起(しぼ)をつけ、帯巾として再度巾を整えます。

 

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ちなみに、これがベーシックなしぼ。
縦に流れる隆起になる様に、柄に沿って縮む様に設計。織りでは糸で止める様にします。何も考えずに、この糸を使って織ると、しぼが暴走して生地が捻れてしまい、帯になりません。←しぼ織の織り始めは、そんな感じです。

 

新しいアイデアは、しぼをある意味暴走させながら、周囲を深く括って、それ自体が柄になる様に糸で止めています。


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(花に見える部分は袋状になっていて、触れるとしぼが動きます。)

 

これをこのままで進めてしまうと、生地的に弱くなるので、ここからはバランス。糸で所々止めながら、しぼが動けるスペースは残しておく(帯をお湯に通す→縮める、というのが前提なので、予測は難しく、やはり経験が重要です。)。

 

今後、帯にしていくためには、これをどの程度のバランスが良いのかを理解して、その時点で使う意匠と相談しながら実用的な地紋を作る、となります。考えているのは、従来のしぼと写真のしぼを共存させながら、しぼだけで出来た帯やこのしぼは意匠の無地部分を構成、あとはしぼを立てず、柄で見せるモノ。等々、完成すればしぼ織で作る帯の表現力は確実に上がりそうです。

このモノづくりのキッカケはある方から頂きました。上手く使えるように試験繰り返していきます。
ありがとうございました〜。

2016年01月21日

しぼ織。2016年最初の柄スタート。

 

ひっぱり出してきた、しぼ織りの目出し。

 

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『しぼ織/目出し』⇒Pintrest『しぼ織り』

一番手前にある鳳凰の目出しは、この横段具合がお気に入りです。
PinterestにもUPしていたりします。

 

一つの柄を完成させるためには試験として、柄(お太鼓)全体を織ることもあれば、一つの柄を寸断する様に多くの配色を試しに織ることもあります。この試しに織る生地のことは、いろいろな呼び方がされていて、一応となみ社内では『めだし』と呼んでいます。何回も何回もこの目出しを取り、図案や自分の中にあるイメージに近づける仕事を京都にいる間は、日々行う。それが帯地メーカーとしての大事な仕事です。

 

帯作りの大きな工程の中では、①図案後の②意匠図作成、その後の段階でする仕事。この目出しを引っ張り出してきて、今はしぼ織りとしては画期的なモノづくり(になるはず・・・)をしようとしています。そのイメージ作りのため、写真の様に並べて、しぼの具合や緯糸と経糸の関係。どこまで緯糸で発色できるか?この織物を作った時に、繰り返し行ったことの再確認をしています。

 

やっているうちは、そうでもありませんが、日々様々な試行錯誤を行って、こういう目出しを作っています。一日2,3枚だとしても、何十年と積み上げるので、時々振り返って見るとスゴイことになっています。掘り起こせば、なにか見つかる、宝の山と言っても良いかもしれませんね。

 

(自分で言っておいてなんですが)画期的な新しいモノづくりをしようとするのも大事ですが、目出しを掘り返しながら、寸断された色の再確認。これは今ならできるモノづくり。この時は先走り過ぎたモノづくり。等々、呟きながら、目出しの山と向き合うことも、モノづくりの一つです。

やることはまだまだありそうです。

 

この写真をベースに作る帯、おそらく皆さんが予測できない所に入り込む帯になるとおもいます。お楽しみに(笑)。

 

 

 

 

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2015年12月22日

しぼ織も備忘録が必要です。

 

ずっと課題だった『しぼ織でやりたいこと。』これで解決とまではいきませんが、随分進んだかもしれません。今日も来年に向けての備忘録的に・・・。しぼ織で課題もしくは掘り下げられていないのは(自分の中で)、①細かさの限界と②しぼ目のコントロールです。しぼ織自体、会社的にはそこまで柄数が作れていない中、個人的には紹巴織に続く製作をしています。今までの技法を踏襲しても、まだまだ新しいモノづくりはできますが、一方で、完成したとしても使われるか分からない、でも有用そうな技法の可能性を探ることも大事です。そのためには上に挙げた①②は試しておきたいことです。

 

ちなみに、しぼ織を作り始めの頃、金唐革をイメージ、手探りの紋作りをしていました。織り上がってから、気が付いた偶然の要素の要素もありましたが、しぼ織の新しい指標となった帯がこれ。

 

 

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『Rococo/しぼ織

 

 

 

今度は偶然には期待しない様に、ちょっとずつ積み上げていきます。

 

 

写真ではまだ最初の試験段階ですが、試験を織り、生地をお湯に通し、しぼを付けた。その段階で上記①②をチェックしていきます。

 

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ここから、意匠の大きさ、糸の使い方(今のところ同じ)、素材。微修正に掛かり、図案を作って、本番の帯へとなります。この技術を使って何をするか?まだスタートでもありませんが、今日のところはそこへ行くための第一歩。備忘録です。

 

 

2015年12月01日

数寄屋袋にも新しいモノを足したい。

 

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『左;しぼ織、右;雲龍』

帯地を使った数寄屋袋。帯のクセ見ながら、柄も合わせながらと革と縫製して製作しますので、なかなか上がってきませんが、ちょこちょこ作ってはWebやショールームに並べています。使われている方からは一様に良い評判を頂いています。とても有難いのがお会いする度に、『(鞄から出して)ほらほら。』と見せて頂けるところ。これは不思議と全国的で、周りから見るとすこし奇妙かもしれませんが、普段使いとして日常生活の中に入っている帯地を見れて、とても嬉しいです。

 

このモノづくりは『帯を違う用途として見る』ことが必要なので、脳みその切り替えが必要です。ただ上手くやり切った時は、そのまま普段のモノづくりにも役に立ちます。最近没頭していたクラッチづくりも同じです。今から作ろうとしている帯シリーズのベースとなりそうです。

ちなみに、脳みその切り替えと言うのは・・・。通常図案から始まるモノづくりは経糸と緯糸の関係性を発色や柄の表現を重視します。切り替えた後は、たとえば、帯とは違う用途なので擦れに対する耐久性だったり、直接手に持つことが多いので風合いにいつも以上気を払ったり・・・。意匠の大きさもお太鼓のサイズに限らないので、そこにも意識をする。そんなことです。

『勿体無い。』と思われる膨大な数の試行錯誤をしますので、そこからちょっとチョイスして通常のモノづくりへ移行するだけでも、一風変わった帯になったりします。費用対効果は置いておいて(苦笑)そんな役に立ってくれてもいます。

 

前置きは長くなりましたが、今は帯地選びをしています。前回人気だった『しぼ織』も良かったですし、紹巴の紬も良さそうですし、クラッチと同シリーズということで同じ帯地を使っても・・・。

2015年11月24日

CandyCircusの二柄目、進めています。袋帯です。

 

風邪悪化のため・・・(声が出ません〜。)、テンポを落としてモノづくりを進めています。一つはしぼ織りのベース部分の改良と、もう一つは『CandyCircus(キャンディサーカス)』の二柄目。

その一柄目は、水滴が水面に落ちた時にできる『クラウン』を花に見立てて、作って頂いた『水花(すいか)』。今は作家の舟田さんと一緒に個展等にでかけています。作品と一緒に並ぶと、帯が居場所を見つけたみたいで、落ち着きます。

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9月にも書いていましたが、そこから二柄目の図案制作に掛かり(作品を元に)、微修正をしながらつい最近(約2ヶ月間)やっと図案が95%完成しました。ここからはこの図案を元に意匠図を作りながら、後5%を埋めていきたいと思います。おそらくこの2柄目は100%図案を完成させてしまうと、後々困りそうなので、5%の遊びの部分を残して進めます。

 

ちなみに、次回帯はCandyCircusのロゴにもなっている、この舟の元の作品から・・・。

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となみ織物が30年以上前に製作していた帯に宝船がお太鼓に来る帯がありました。似ても似つかない帯ではあるのですが、その宝船の大きさや存在感をお太鼓に持って来たら・・・。頭のなかにはそのイメージが先行して帯が出来上がっています。出来上がりは面白いものになり、このCandyCircusのフラッグシップの様な帯になることを祈っています。

 

というわけで、今は、残念ながら、ぼーっとしていますので、今週はこの2つに集中して進めたいと思っています。今、舟田さんが京都で長期開催中の展覧会に間に合えばなあ・・・、と。

 

2015年11月13日

御召緯は細かい地紋でどこまでボリュームを作ってくれるのか?

本物の御召緯(風が多い)を帯の地全体に使って製織する『しぼ織』。今まで、これで良いと思っていたところにある打ち合わせの最中、パッとでてきたアイデアがあります。

いま、しぼ織の中で一番多いのはこの様な地紋による隆起。それが柄によって少し変化が付いたモノ。

IMG_3645.jpg

 

 

帯一本を通して、上から下に流れるように織り込んでいます。今考えているのは、このしぼ自体を①さらに細かく②しぼだけで柄を形成することができないか?という2点です。それを実験するに当たっての前実験では、細かく織ること自体は可能。その後の御召緯で織った生地を、湯に通し、全体を縮めた際、どこまで縮んでしぼが作れるのか?そこが大きな問題です。

細かく柄を綴じると、お湯に通し時に、その綴じた糸が御召緯の邪魔をして、縮まないのではないか?等々、想像できますが、その程度は予測できず、実際にやってみないと分かりません。そのため、今日は、お湯に付けるための紋を作るところまで、進めました。

 

理科の実験の様なモノづくりになっています(笑)が、もしかして『しぼ織』の次の大きなモノづくりへのキッカケになるかもしれませんし、ここでは充分な試行錯誤を繰り返して、横道に逸れながら、しぼの細かさの限界点を探りたいと思っています。

紋が上がり次第、その2で報告しますね。

 

 

明日からは奄美大島(←仕事です。)へ。目的は、奄美大島の職人さんと一緒にモノづくりをしている『りんぐ大島紬』について。となみで製織する帯のためにも、もっともっと力を入れていきたいです。それはご報告できると思います。ここ一ヶ月で沖縄⇒鹿児島⇒奄美と3つ続けて南国です。『南国風の良いデザインが上から舞い降りてこないかなぁ?』と、そんな期待も持って行ってきます。ちなみにまだ風邪は治っていません〜

 

2015年08月13日

待望の・・・。

 

もう一つお盆明けまでに検討しておきたいのが、このショールのサイズと色目。

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生地はしぼ感のある薄手。着物用としては、写真の様にお太鼓が隠れるサイズで。色味も着物と馴染み過ぎないモノ。
とある程度イメージできています。今は3色染めていますので、多くてもあと3色の計6色。

 

これから検討するのは洋用。サイズも男性用も含めて最低2つ。色味ももう少しPOPなもの?
どちらかと言えば、今まで未知なところです。できれば、自然な色を取り入れて、こちらも5〜6色染めて
いきたいです。そのために、今は自然に触れながら色を検討しています。

 

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2015年06月13日

本袋のモノづくり進行中

コツコツと積み上げながら製作中の本袋。

よく携わる紹巴織、総紗縫、しぼ織とは根本的に異なる織物です。
裏を同時に織る意味では、(今はなき)『秘錦(ひごん)※』に似ています。
 ※ご存知の方もおられると思いますが、タレがまでが本袋で後は一枚ものの帯。

 

秘錦のモノづくりの場合、両手両足を縛られた気持ちでのモノづくりです。
これは?⇒織れない。あれは?⇒できない。じゃこっちは⇒キズが・・・。

 

ただ、それが大変だったしもうイヤかと振り返ってみると、実はそうでもなく(笑)、
帯の製作自体が元々制限があり、その中の試行錯誤が結果『美しいモノ』を作るための
要素だったりしますので、この制限付きモノづくりも悪くありません。

 

今回の本袋は、それよりも自由度があります。

 

そのため、まず最初の柄は敢えて制限度がMAXだった
秘錦の柄リメイクから敢えて入っています。

 

それ自体はほぼ紋はできたので、紋堀りが終わり試織となれば、
紹介していきたいますね。

 

他のスタッフは秘錦つくりの際には、ほぼタッチしていませんでしたので、
紹巴織や総紗縫からの本袋アプローチになります。

自分の場合は、その通常アプローチの他に、秘錦からのアプローチも役に立つはず?
ですので、その辺りも含めてちょっと変わったモノづくりも出来ると思います。

 

秘錦リメイクの帯が上がれば、
次は『海路/雪佳本袋』を主としてモノづくりやっていきますね。

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