2012年12月10日
ただいま名古屋製作中で。
あまり登場機会がないので、『苦手?もしかして嫌いなんですか?』
と聞かれることもたまにあります。
が、苦手でも嫌いでもなくて、裏も作れる袋帯にモノづくりの頭を取られていて、
そこまで気が回っていませんでした。
名古屋は、袋帯とは違った表現ができますし、
今までとあまり変わらないかもしれませんが、さらに柄や配色で遊ぶこともできそうです。
(とうてい、袋帯では出来ないような帯とか・・・、そんなのあるかな?)
ただその好きなモノを作る前に、
『まず社内でこんなのは作れますか?』
と言われて作ったのは、柄や配色は、全然遊ばず『七宝』の柄。
『名古屋帯/清泉』
代わりに、組織を物凄く遊んでいます。
基本的には、今までの織りを踏襲していますが、
中身は先日も紹介した『月読』のように、糸を半分に割って、2を掛ける、
そんな織り方をして、最後はコマの箔を通して全体安定させています。
おそらく完成した時、帯一本で見ると、気づく人もいるかも知れませんが、
色が裏から出てくるような不思議な濃度の帯になると思います。
こういう感じで始まりましたが、色々と遊びながら作って行きたいです。