となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「ケルティック」と一致するもの

2016年01月20日

京都の雪はこれでも大変。

 

朝は雪も凄いし(京都にしては、です。)今日は来客はなくて、資料集めと整理。目出し(試験織)を見ながら配色チェックをかためてできる日、と出社途中、雪を見ながら心に決めて行ったら、終わって振り返ると・・・。結果なんやかんやとバタバタの日になりました。

 

防寒草履が冬には欠かせない地域の方々からすると、『これくらいは雪じゃない。』と言われると思いますが、一応こんな感じです。

IMG_4680.jpg
(京都で言う、よく降った雪です。)

車はノロノロ、道でコケる方、頑張って頑張って作ったと思われる、小さな雪だるま。

 

 

来週は奄美へ(もちろん仕事です。。。)行きますので、今のうちにと進めている幾つかのモノづくり。その一つが、初登場の唐長文様『角花文様』。12代目から頂いた宿題として、今意匠図を製作しています。

 

DSC09103.jpg

 

文様を作る2色が表情に繊細な色なので、上手く撮れたとしても雰囲気が異なり・・・。さらにモニターでの色表現は難しい(ですので、白黒でとも思いましたが、せめて色の持つ雰囲気だけでも。届くかな?)。

この意匠、今のところまだ帯にするとは決めていません。ただ、地に入った雲母(きら)を織物でどこまで表現できるか?それの実験をしようと意匠図を製作中です。先日、紹介した南蛮七宝文様で使った技術を改良して使いながら、とイメージして職人と打ち合わせを繰り返しています。

 

来週の今頃までには、これで紋を掘って下さい。そう言えるように頑張ります〜。

 

 

他にも久々に作楽の新柄。ケルティックも図案を作ったり、ここでのUPは最近偏りがありますが、順調にモノづくり、進んでいます!
 

 

2015年06月17日

試作・実験をしながら、帯作りへも繋げる。

 

『自分の持ちたいもの』から作っているやろ。
とよく言われる小物(特に雑貨)作り。

今まで完成品までの遠い道のりの中、沢山の試作を作ってきました。

 

おそらく自分が一番雑な使い方をしていそうですので、
帯地の弱点である耐久性を見るためにも、一番向いていると思います(笑)。
ホントに雑です(『敢えて』にしておいて下さい)。

鞄の中に入っているのは、財布・ペンケース(ケルティック)、
名刺入れ、キーケース、手帳を入れるブックカバー(南蛮七宝)。

そうそう、入れている鞄はケルティック。

と、ほぼ自社です。

 

継続して様子を見ていますが、コーティングを掛けていないモノが、
このブックカバー。特にいつも鞄に突っ込み、雑にしています。

 

おそらく使い始めから3年は経っていますが、現状はこんな感じです。

IMG_0005.jpg

 

ほぼ問題ない感じです。

 

帯屋としては、帯として想定して織組織を組み、それを違う用途で使ってみて、
問題が起きない。『帯』の立場からすると、鞄の中に突っ込まれ、持ち運びされる、
というのは考えられないほどのビックリの過酷さです。

立場に立つと、少々可哀想な気持ちもしますが安心します。
(これだったら、帯としてどんな使い方でも耐えれそうですから。。)

 

 

その経験を活かしつつ、次に製作しているのは、未だ試作の試作ではありますが、
このカードケースです。

IMG_0009_1.jpg

 

今度は着物とのコラボではなくて、話をさせてもらっているのが、
からかみとのコラボ。

 

新しいものを作りつつも、その経験が次のモノづくり、帯や小物へと繋がり続けている間は、
上手く両方とも、試行錯誤しながらやっていきたいと思います。

 

発表の期限もありますので、ゆっくり急ぎます〜。

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2015年02月02日

最近の小物作り事情(となみと仙福屋)

 

最近の小物作りはケルティック(Celtic)の存在感が強いです。

 

依頼があってできた新しいバッグ(名前の由来が面白いです。)のプロトタイプに使われた帯地。

新しい織組織を作った時、最初にベースとして(無地の代わり)の紋。

先日紹介した自分のバッグ

IMG_3374 -2.jpg

よく取られる(盗まれるわけではないですよ)お財布。

IMG_4070.jpg

 

ペンケースに、手帳入れているブックカバー等々。

IMG_4071.jpg

 

この柄に関しては、今のところもしかして帯や着物よりも小物の方が人気なのかもしれません。
基本的に、となみは帯地製作メーカーで、複雑な気持ちもありますが(笑)・・・

 

今のところ、このケルティック文様は、紹巴織中心で織っていて、どちらかというと、
小物にし易い帯地です。それでも、(下記にも書きましたが)モノによってはならないものもあります。

不向きなモノのは、小物にするために生まれて来たのではないから、仕方がないのですが、
(おそらく一番加工しやすいのは総紗縫)お客さんから、『この帯地でバッグとか草履できませんか?』
と話を聞くと、やはり残念で、なんとかしたくなります。

 

帯の宿命でもある、裏の渡り糸、帯幅、色数、耐久性、紋丈、緻密さの限界と。
他の生地や素材を使えば、だいたいのことは解決できますが、どうしても帯を使わないと出な色、
質感があります。それを帯だけで止めておくのは勿体無いと、
『帯』じゃない帯のモノづくりだと
思ってやっています。

 

この辺りも帯を作るときに回りには回って、
バッグにも使える帯地??という様な具体的な形にはならないと思いますが、

かならず役に立つと思います。

 

 

今普段の手持ちの小物に、着物を着れば、身の回りのもの『ほぼとなみ』となります。

自分の好きなモノばかりを製作していますので、ホントに幸せなことですね〜。

2015年01月15日

三代目のこのバッグ

 

一つ目はしばらく使っていましたが、途中から耐久チェックのため、
現在若手スタッフ使用中(意外と大事にチェックしてはります。)。

2つ目大雨のお陰で水没→修理→それを直して使っていましたが、
帯地に雨の影響が出てきたので、現在張替え中。
(予定外の水没チェックです。)

上2つは、南蛮七宝文様で作りましたが、
現在持っている三代目は『CelticCeltic』の帯地を使っています。

 

IMG_3374 -2.jpg
『オースト/Celtic(ケルティック)』

 

もう既に販売中ですが、発注を掛けても、なかなか上がって来ないバッグですので、
皆さんに見て頂ける機会が少ないと思い、今日は取り上げてみました。
(しかも今までは南蛮七宝文様のみです・・・。)

 

持ち手などの革部分には、オーストリッチ(水色+青)、帯地部分はコーティング(茶系濃淡)。
中は、となみブルーのバックスキンと、相当自分の好み通りのバッグになっています。
(このバッグを見られたかは、『(あなた)らしいね〜』と言って頂けます)

 

IMG_3792.jpg

 

今年はこのCeltic文様の魔除け効果に助けてもらおうと思う、一年です(笑)。

※まだ一つしか無いバッグですので、見かけたら是非声を掛けて下さい〜。
楽しみ待っています。

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2014年01月16日

革と帯の配色。〜丸型ボストン製作

 

新しいバッグを製作しました。

ほぼ帯の配色をしているのと同じような感覚でした。

 

DSC01117.jpg

帯地は『CelticKnot2』

 

いつもであれば、帯地と共感で配色をすれば良いだけ(それでも悩みます・・・)でしたが、
今度は、さらに配色の上からの配色、という感じで、帯の配色を邪魔せず、革の色が浮きすぎず、
それでいて、せっかく色を挿すので『かわいい』と感じるもの。

織り上がった帯地の上に革を置いて、配色をチェックしながらでしたが、
出来上がった時、バッグの立体感が入ると、イイ意味で少しイメージが違いました。
 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime/2013/12/post-1943.html(革と合わせています。)

 

南蛮七宝の時とも、違うイメージを持って取り組まないと、面白いものになりませんので、
楽しみつつ、真剣に配色等して行きたいと思います。

 

昨日、CelticKnot1の方をFacebookにアップした所、評判も良いようですので、
色々製作してみたいと思います。
 ⇒CelticKnot1バッグ記事へ

 

※このCelticKnot2ですが、最後に付いている『2』を×2だと思われた方いて、
『ケルティックケルティック』と呼ばれていました。

どうもそちらが定着しそうな雰囲気です。

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2013年11月29日

Celtic knot2/ケルティックノット

 

ケルティック』シリーズ。

図案を作りながら配色も、組織も全部試行錯誤しながら、文献にも当たって、
一つの柄を作りました。

 

まずは、核になるようなシンプルなモノをと思っていましたので、とにかくシンプル。
頭の片隅には、『からかみ』くらい無駄のない、そこから引けないもの。というイメージを
持って描きました。

 

Celticknot.png
『Celtic knot2』

 

以前の『1』とモチーフは同じでも、その柄から受けるイメージは大きく異なってきますので、
もちろん、1も今後も並行して製作していきたいと思います(面白い配色ができています)。

 

地の部分と縁の部分、柄の部分とその部分には色を入れれますので、
ちょっとした影やアクセントもシンプルながら、作り出すこともできますし、
反対に配色だけで完全に平坦、平面に見えるようにもできます。

 

ケルティック』はカチッとしたモチーフがありますので、なかなか新しい柄は、
パッとは作れませんが、今までのも含めて、ゆっくりじっくりと展開していきたい、シリーズです。

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2012年10月02日

ケルティック(御召)

 

出張先で着ていた御召。

 

L1001125.jpg

『仙福屋の御召/ケルティック

 

この下には、シンプルに組の角帯。

これも濃い地で全体締まった感じです

 

 

IMGP7788.jpg

 

 

4色(+α)で現在コツコツと織っていますが、

個性的な文様なのか、ケルト文様の特長なのか、

うちの御召の中でもハッキリと似合うか、そうでないか、分かれます。

 

いつもは『私も同じの着たいな』と言われることが多いのですが、

今回は『あの人にやったら、着せてみたい着物!』という風に言われたので、

それは褒められたのか、どうか分かりませんが、

個人的には、このグルグル感はとても気に入っています

 

 

ぱっと見は、そういった個性的な着物ですので、

今織っている御召とは違って、ホンの少しだけ織って、反応を見る、

また織って・・・、という繰り返しでしたが、

今後は少しずつ織るを増やしていますので、皆さんに見てもらえる機会も

増えていくと思います。

 

ぜひ、一度鏡の前で見てもらいたいと思います。

 

 

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2012年09月29日

人気の麹塵染め。

 

出張へ出ていますが、少し時間がありましたので、

評判の良い新作の麹塵染めをコーディネートしてみました。

 

L1001108.jpg

ケルティック(薄地)と・・・』

 

 

L1001122.jpg

ケルティック(濃い地)』

 

スポットライトの関係で紫系の色に赤が差していますが、

葉先に麹塵緯を使ったり、金糸を使ったりで、表情の変化を付けています。

 

シンプルな柄に見える分、細部に気を使っていますので、

遠くから見ても、この帯には力あり、目を惹いていました。

 

そして着物には、ケルティックの御召。

薄地と濃い地とを同柄で合わせ、帯締めも同じ紫(ちょっと特別なもの)の

モノを合わせています。

 

その場のスタッフ間では、下の濃い地が人気でしたが、こうやって改めて、

見てみると、上も捨てがたい。。

 

結局、好みですね〜。

という形で落ち着きました。

 

さてみなさんは、どちらが好きですか?

 

 

 

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2012年09月25日

少ない糸数で、緻密に。

 

今、紹巴織で新しいシリーズを製作しています。

その道をちょっと逸れて、寄り道して目出しだけを織ったのが、

この『Celtic(ケルティック)』シリーズの帯(になる予定)。

 

L1000956.jpg

『Celtic/世界樹』

 

元々のモチーフは世界樹。

 

あまり余分なものを足さず、かなり少ない糸数を最大限、

使い切った、色数はシンプルだけれども、『意匠図』の部分で、

こねくり回して、作りました。

 

L1000962.jpg

 

本来、3本の糸を入れるところに、3本の糸を2つに割って(設計の段階で)、

6本にして、それぞれに色を持たせて(僅かに変化させる)、

重さ薄さは変わらずに色をぼかしています。

 

図案、意匠図、配色の段階、それぞれが今までとは違う手法で作っているので、

時間は掛かりますが、シンプルかつ重厚な緻密さを持ったものができます。

 

特に、立てると(結ぶと)さらに面白さが出てくる(はず)。

 

 

まだ、この帯は完成していませんが、この技法を活かして、

上にシンプルなちょっと哀愁ただよう柄を乗せてみようかな?

と、絵を作成中です。

 

折角の夢二シリーズがありますので、それをモチーフにして、

何かできそうなのですが・・・

 

 

 

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2012年06月12日

松島にいます。

 

家を出てから電車で6時間ちょっと掛けて来ました、

松島です。

 

IMG_5412.jpg

 

ほとんどホテル内で夜遅くまで仕事なので、ちょっと観光というのも

難しいですが、それでも移動中は、とても気持ちいい景色をみれます。

(久々にいやされています。)

 

本当はもう一泊して、もう少し松島らしい観光をしたいのですが、

今日昼くらいここを出て、京都へ戻ります。

 

IMG_5421.jpg

 

着物はこんな感じです。

ケルティック御召と南蛮七宝の襦袢。

 

襦袢はお馴染みになりつつありますが、

このケルティック御召はとても評判がよく、

もうちょっと他の色も含めて織りたいとおもいます。

 

腰が痛いですが帰って、またモノづくりがんばります〜。

2012年05月30日

うねうね。

 

今、こんな帯を作っています。

 

IMG_5232.jpg

ケルティック

 

まだ、試験の段階ですが、

今までの織り方の応用でちょっと変わったことをしています。

一本織って見てみないとわかりませんが、

ほしかった、うねうねとしたイメージは出ています。

 

色糸は、新しく出した色を多用したのと、組み合わせもグリーン濃淡+α

で、ちょっと無い雰囲気になっています。

 

縦に織目が並ぶ、帯幅の問題と、幾つか超えないとダメなことが

ありますが、うねうね感を残して完成させたいと思っている帯です。

 

 

2012年05月29日

超特急で。。

 

今月最初に仕立てに出した着物が、上がって来ました。

 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime/2012/05/celtic-1.html

 

 

凄いスピードで上がって来ましたが、

自分の場合、寸法が合っていて気易かったら、なにも言わないので、

ある程度無理も受けて頂いています。

全面的に、こちらも信用していますので・・・。

 

 

それはそうと、『ケルティック』シリーズ、『ケルトノット』の御召です。

 

IMG_5098.jpg

 

今までも同じ組織、素材で織っていたので、試し着というのは、

要りませんが、やはりこういうのが上がってくると、

どうしても着たくなりますね〜。

 

地色は濃いですが、織の上げ方(メリハリ)と、色糸の使い方で、

着物を着ると(立てると)、柄が角度によって、浮いたり沈んだりと、

表情が表れてくれるので、意外にも柄柄しないのが、この織物の特徴です。

 

とは言っても、まだ、羽織るくらいです。

 

真剣には着ていませんので、来月最初の方にバチッと着て、

『男物のとしての』周りの評判を聞いて行きたいと思います。

 

今までは角帯が先行していましたが、いつの間にか着物(単衣)が

増えましたので、角帯もなにか変わったものを考えていきたいです。

 

総紗とか、紗とか、紗紬ですかね〜。

 

 

 

 

 

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2012年05月11日

Celticの御召

 

ケルティック御召が4色上がって来ました(今日の朝です)。

IMGP7785.jpg

Celtic/ケルトノット柄』御召

 

となみ織物(仙福屋)定番となっている織りで、

組織的にとても生地を薄く上げることができるため、

袷、単衣と盛夏以外どちらでも、お好みで仕立てできます。

 

私も袷着物×3、袷羽織×1、単衣着物×2,羽織×1、

この生地で持っています。枚数を見ても判るように、とっても重宝しています。

 

この柄ではどうなるか、分かりませんが、

今までの傾向として、この薄地が季節を問わず人気です。

 

IMGP7791−2.jpg

 

今までと同じように、織と上げ方に一工夫しているので、

この文様のように、柄が詰まって見えたとしても、

角度や陰影で柄が浮き沈みします。

そのため、色々な帯にコーディネートし易くなっているはずです。

 

私は、早速濃い地で単衣を仕立ててもらっています。

超特急で・・・、と仕立ては無理を言っていますが(すみません)、

仕立て上がりが、とても楽しみです。

 

2012年04月06日

使用前、使用後になるように。。。

 

今、製作しているケルティックの帯のアップです。

今回の柄は、『石柱』や『碑』をモチーフにしていて、

それにならって、色目もグレー濃淡のようになっています。

 

IMG_4199.jpg

 

不変というイメージのある石に、柄を彫ったように、

色目はくっきり明確にはならないように、

またそんなイメージが表せるように、地の部分を新しく作りました。

 

白い地色をグレー糸で潰し、上から白を入れる。

そうして、細かい色は作り出しています。

 

この柄、1000年単位前の昔の柄をモチーフにですが、

並行して、何十年を単位とする昔の柄の作り変えも行なっています。

 

たとえば、この柄

 

IMG_4216.jpg

(他にも8柄程度あります。)

 

ケルティックと比べるとどうかと思いますが、

今から見て、少し前の柄です(帳面に貼った写真に年季あり。。)。

 

スタッフから、『この柄、考えて下さい〜。』

と依頼があって、(素直に)現在どうするか、考えています。

 

こういうケースでは、ほとんどの場合、

そぎ落とすことを優先に考えますので、

出来上がり予定は、最初よりはシンプルになっているはずです。

ただし、織りに関しては、やれれることを全てしていきます。

 

ケルト柄も単位は違いますが、相当の長い年月生き残ってきたものなので、

もう既にそぎ落とされ切った柄とこれからそぎ落して行こう、とする柄、

比較しながらすると、なにか感じられるモノがあるかもしれないと思い、

両方の資料を並べて、現在進めようと思っています。

 

 

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2012年01月11日

新作のceltic/celticceltic

 

IMG_2347.jpg

『Celic(ケルティック)/celticceltic』

 

新作Celticが出来ました。

ケルト文様の中でもずっと作ろうとしていたモチーフで、

イメージが固まっていなかったのもあって、

大きさや質感、色目を試しては止め、試しては止めと繰り返し、

試行錯誤してきたものです。

 

陶磁器のような透明感を持たせるために、箔を使っていますが、

緯糸との交わり方を少し変えて独特な雰囲気を作っています。

そのための調整にとても気を使っているので、

いつもとは随分違ったところに拘った帯になりました。

実際に、この不思議な色目を見てもらいたいです。

 

配色も以前に、製作途中で紹介したものもありますが、

ここから微調整ではすまず、いつもよりも時間が掛かっています。

 →http://www.kyo-tonami.com/godaime/2011/12/post-1546.html

 

簡単なはずだったんですが、『シンプルなものほど難しい』ということを

今更ながら、この時はどこかへ行ってしまっていたようです。

 

柄名は、時間が2倍かかったのでケルティックケルティックにしました。

という訳ではなくて、二つのモチーフを掛けあわせたので、

そのまま、celticcelticです。

 

 

2011年12月08日

ケルティックケルティック

 

IMG_1620.jpg


ケルティック目出し』

 

久々に『ケルティック』です。

自分のモノづくりの核の一部分は、この辺りの文様にあるので、

作っていても、ワクワクしています。
 


当初よりも少し輪郭に濃い色を加えて、区切りを目立たたせることで、

無地が無地で無くなってきて、柄の一部として働いてくれてます。

ボカシをわざと判りやすく入れて、その分柄の面部分を強く、

それが強く出過ぎないように、素材を変えて抑えてみたりと、

久々のケルティックですので、やりたいことをやっています。
 

目出しは4色取ってその中に、さらに一色全く違うのが入っていますが、

今のところ、その色と後は下の三色から、(多少修正して)どれか一色

と思っています。

 

今までのケルティックよりも大柄で、少しイメージが違っていますので、

出来上がり&コーディネートも楽しみです。
 

 

2011年06月30日

夏の帯留め!

 

頭の中は、秋・冬の帯なのですが、

夏前に頼んでいた帯留めがドンと上がってきました!

 

見ただけで、夏!という帯留めです。

 

IMGP58952.jpg

『帯留め;ひまわり5』

 

他にも同時に3つ、夏・夏・夏というのが上がってきました。

(右上に見えてしまっているのが、そのうちの一つ・・・)

 

それらは、またメルマガなどで後日紹介します!

(コーディネートを考えていますので。。)

 

この帯留めの素材は、モレッティ硝子で出来ていて、

一つ一つ手で製作しています。

 

いつも伝えたイメージ通りに上がってくるので、

恐ろしいくらいです・・・。

ホントに天才のわざですね。

0865s_03.jpg

『ケルティックドラゴン5』

 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/0865.html

 

これもそうですし、この千鳥もそう。。

IMGP4657.jpg

小千鳥5

 

帯留めの製作依頼をした後、上がってくるのが毎回楽しみです。

 

 

も一つ、帯留めの名前の後ろについている『5』は、

五代目の『5』ということで、他の帯留めと混じらないように、

付けました。

 

もし、これがいい!という時は、

この『5』に注目してみてください。

 

時期的なことを考えると、期間限定のモノばかりの帯留めなので、

早く皆さんに見せたくて今日は紹介しました!

 

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2011年02月10日

総紗縫の持って行きかた。。

まだ、どうしようか?どっちに持って行こうか?

と考えている総紗縫です。


IMG_4047.jpg
いきなり一回目で成功するとは・・・

という状態でしたので、

ある意味ここからどうするか悩んでいます。

(最終、きっちり帯になったときに、詳細を書きますね)

 

またまた、総紗縫の可能性が広がったので、

しばらく楽しめそうです。



この他にも今取り掛かっているものは、

もう一つのパターンの総紗縫木花ケルティック作楽Nordと、

しぼのいった新組織薄物の着物等々、

結構盛り沢山になってきました

 

机の上は図案の案とその注釈の付箋でだらけです。



今の時期が一番集中してモノ作りできるので、

4月くらいまでは新作を日記上で、

沢山紹介できると思います。楽しみにしていてください。

 

 

そんな机の上を整理しながら、

何気なくパラパラと読んでいたら、

雪佳の海路と百々世草が・・・。

51UbIbAyu1L._SL500_AA300_.jpg

日本って素敵だなぁと、思いながら、載っている

ガラスペンが欲しくなりました。

 

 



 

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2011年02月07日

『チーム帯留め』

 

最近、帯に帯留めを合わせるのが、

とても楽しくハマっています。

 

こんなのも作ってみました。

IMG_4044.jpg

依頼とノリで製作したものです。

(巳年にちなんで・・・)

一つのモチーフの帯留めをこれだけ帯に並べると、

一つのチームのように見えて、とても仲良く見えますね。。

 

一人の職人さんに依頼したのですが、

すべて手で作られていて、裏の3分紐を通すところも、

硝子で本当に惚れ惚れするできです。

 

そうそう、上の写真の中に、

一つだけ違うモチーフのモノが混ざっていました。

そちらは・・・

IMGP4314.jpg

ケルティックより』

 

結び目=ケルトノットをモチーフにして、

製作の依頼をした帯留めです。

他のケルティック帯留めは・・・

 

サイズ的には、帯のネーム部分と比較してもらうと、

よく分かります。

IMGP4311.jpg

 

このサイズで溶かした硝子を結び目のように加工して、

(当然色目も)そして裏に硝子のループを付ける。

 

やはりこの職人さんならではの技ですね。。。

IMGP4316.jpg

 

今日は、

小物を通して、モノづくりの刺激を

もらえました。

 

 

渦と紐と、長いものが頭の中にグルグル

回っています。

51jNmnS1EvL._SL500_AA300_.jpg

 

 

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2011年01月24日

新しいモノづくりのネタ。

今日は一日中、京都の本社にいて、
モノづくりと専務業をしていました。

本決算を迎えるので、その仕事と
(これはしなくてはいけない仕事)

次の雑誌発表の記事作り仕事
(後は微修正・・・まできました。)

とモノづくり(帯と着物です)。
な一日でした。


一週間外へ出ていると、
ゾッとするくらい
書類が溜まっていて、
机に向かって
イヤな顔をできるだけしないようにして、
コツコツと進めています。

それが一段落着くと、
今まで進めていた帯に取り掛かって、
仕上げです。

順調に完成しているモノも含めて、
ちょっとずつこれから紹介して行きたいと、
思っています。

ここまでが、継続の仕事。

そしてこれから形にしていきたいのは、
この『ケルティック』シリーズです。

IMG_3861.jpg

物凄く、人気がある!
というほどではないのですが、
ちょっとずつファンが増えていってます。

写真の柄は、同柄で3色ありますが、
色を変えると、雰囲気が変わって、
特にこの柄をフォーマルな着物とコーディネート
される方が、結構いはるそうです。


このケルティックシリーズ、
一旦、モノづくりは止まっていましたが、
札幌で、白大島に汕頭刺繍をした着物を
見ていて、ちょっと思いついたことがあります。

IMG_3837.jpg
『札幌 白大島×汕頭刺繍』
  カッコイイですね?。

IMG_3838.jpg

無茶をしますので、
ケルティックから外れてしまいそうな
気も多少しますが、
今年のモノづくりテーマになりそうな感じです。

明日は、新柄の登場予定です。。

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