となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 「nord」と一致するもの

2015年09月30日

もうちょっと先に作りたい織物候補。

 

今月の締めと来月の準備で今日はバタバタと(さらに図案展までありました。。。)。商品や図案の整理をしながら、それでも少しだけ時間がありましたので、モノづくりを振り返ってみました。

『Nord』:北欧の空気と和を融合させたモノづくり。このシリーズに関しては、最近は新しい意匠を作っていませんので、久々の登場です。ただ、作っていない割に、今のちょうど今の空気に合うのか、根強いファンからお話を頂くこともあります。以前blogで(紹介したばかりの頃だと思います)見て欲しかったけど、まだ織ってますか?と。このシリーズは10柄ほどありますが、元々が(少ない方の)数本レベルでしか織っていませんので、ご依頼頂ければ織ることもできます。と返事させて頂きました。

 

今のところ、まだ動かせませんが、『Nord』シリーズにする予定の図案はストックしてあり、macの中にも『最初はこうしていく、それが上手く行けば次はこう。』とする案が大量に貯まっています。この頃はメモ書きが多かったのですが、このデータを見ていると、デジタルで残しておいて良かったと思う一瞬でした。

 

ちなみに、残しているアイデアの中心は錦織のモノ。以前それで織ったモノは、こういう感じです。

DSC06921 (1).jpg
【Nord】

 

この帯が織り上がったばかりの頃よりも、周りから聞こえてくる評判が良いですので、今の声も聞いてみたい。そう思ってFacebookには近々流してみたいと思います。この織物=『千寿』は、紹巴織りよりも細密な表現力は苦手な織物ですが、ボリューム感を持った『帯らしい帯』の表現ができます。風合いは織組織がカチッととした綾織ですので、昔ながらの良さを持ったしっかりとした手持ち感。ずっしりとした重みに関しては今の時代と合わないと思っていますので、経・緯糸使いでその辺りに関してはクリア。そんな織組織です。

 

この辺りも動かして行けるように頑張っていきます〜。来月もモノづくりやること沢山あるなぁ〜。有難いなぁ、というのが9月最終日の感想です。

2015年04月05日

もう京都は葉桜に突入しました。

 

ここしばらくは桜でしたが、北区の桜も葉桜になり、
今年もそろそろ桜は終わりに近づいています。

少々強めの雨や風もありましたが、日曜日まで保ったお陰で、
カメラを構えている方も沢山いはりましたよ。

花弁の白が曇りに滲むように溶け込んだため、枝、萼、葉、それぞれの色が
際立って綺麗でした。


DSC01904.jpg
『北区の葉桜』

 

桜が終わりの頃に毎回思い出すのは、何年か前に製作した、この帯。
意匠としては、特に桜をモチーフにした帯ではありません。

が、曇り空を地色に、桜のピンク、枝の濃いグリーン。
その色だけでデフォルメして、今日の日をそのまま帯に製作した雰囲気を持っています。

 

IMG_1853 (1).jpg
『宝相華文/Nord』

 

この帯を作るまで『ピンク』色を帯の中に入れるのは避けていました。
様々な理由がありますが、今も多用される色ではありません。


自然の中に見るピンクは、優しくて柔らかいです。
また、特に色の性質が若い方向きというように、年齢が決まるわけではありません。

 

この帯くらい、ピンクが無いと困る。
そんな図案を作った、出会ったことはありませんが、自然に見る限り、
いつか特別な意識をせずに、印象に残る使い方が出来るようになりたいもんです。

 

 

2011年09月27日

ピンク。

 

『ピンク』というと、周りから嫌われている色目です。

もちろん、帯作りの上で、です。

 

少し以前にも織りを錦地で作りましたが、その一本は

お気に入りですが、それ以降はこの色目にあまり触れていません。

 

R0010118.jpg

nord

 

最近、その一本が注目を浴びていたので、

再度考えています。

 

ただ、周りを見回しても

着物と馴染みにくいのか、どこの展示場へ行っても、

あまり『ピンク』は見ることが出来ず、西陣の機屋どこもが、

糸棚にピンクの糸はすでに無い?と思ってしまう、ほどです。

 

モノづくりは、人のしないこと(失敗すること多々)や、

風化しそうなほど昔からネタを捜索して、自分の中で消化、

というのが一つの方法でもあります。

 

そんなこともあって、

うちでもあまり使われていない糸棚から糸を掘り出して、

手探りの試し織りです。

 

その前に、上の写真のようにまず上手く行った流れを使っての

配色からスタートです。

 

IMG_6270.jpg

 

花一色をベタに織れば良いのですが、折角なので、

色を混ぜて(鹿毛引き調に)、奥行きを作っています。

 

また、白地の地と水仙の花の間には『黄』を使って、あまり派手なピンクを

使わなくても明るく見えるように、少し工夫をしました。

 

製品の『帯』とするには、まだ練り込みが足りませんが、全体のバランスは

上手く行きそうな・・・。と手応えはあります。

 

 

2011年06月14日

星の花。

 

こんな新柄を製作しています。

 

IMGP4942.jpg

 

木花』シリーズで、紋製作は終わって、只今配色中です。

 

まず、星みたいな花がイメージとしてあって、

以前も、この花をモチーフに七宝繋柄を製作しています。

 

IMGP3756.jpg

  →http://www.kyo-tonami.com/godaime/2010/10/post-1258.html

nord:星の花繋ぎ』

 

言ってみれば兄弟のようなものですが、そこからお洒落感を強くして、

色目も木花シリーズらしい、中間色でまとめています。

 

今は最終段階で、色目のメリハリを付けるところで、

色々と試しています。

 

自分の中のイメージでは、全体を柔らかく配色して、お太鼓にしても、

柄と配色で強いイメージを残さないもの。です。

そこから、離れた配色をしてみても、シックリと来ないので、

イメージ先行で進めていますが、

あと一歩、どこかに一色利き色を入れたいのもあります。

 

ここまでの過程では、銀箔を入れてみたり、地色を濃くして、全体の印象を

強くして、反対に上に載せる色目を柔らかくしようとしたりと、

様々試していて、徐々に最終に近付いているのが、上の写真です。

 

ある程度は、イメージが固まって来ているので、今回は時間が掛からず、

ほぼ出来上がりと、言いたいところですが・・・。

 

最終、どうなったかは、また後日紹介しますね。

 

 

他にも、ずっと宿題だった、

しまうまの小袋も、形が見えてきて、

何とか今月中には見本裂が上がってきそうです。

 

風邪も治り気味で調子が上がってきました。。。

 

 

 

 

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2011年02月10日

総紗縫の持って行きかた。。

まだ、どうしようか?どっちに持って行こうか?

と考えている総紗縫です。


IMG_4047.jpg
いきなり一回目で成功するとは・・・

という状態でしたので、

ある意味ここからどうするか悩んでいます。

(最終、きっちり帯になったときに、詳細を書きますね)

 

またまた、総紗縫の可能性が広がったので、

しばらく楽しめそうです。



この他にも今取り掛かっているものは、

もう一つのパターンの総紗縫木花ケルティック作楽Nordと、

しぼのいった新組織薄物の着物等々、

結構盛り沢山になってきました

 

机の上は図案の案とその注釈の付箋でだらけです。



今の時期が一番集中してモノ作りできるので、

4月くらいまでは新作を日記上で、

沢山紹介できると思います。楽しみにしていてください。

 

 

そんな机の上を整理しながら、

何気なくパラパラと読んでいたら、

雪佳の海路と百々世草が・・・。

51UbIbAyu1L._SL500_AA300_.jpg

日本って素敵だなぁと、思いながら、載っている

ガラスペンが欲しくなりました。

 

 



 

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2010年11月24日

モノづくり充電

まだ、新しい帯作りには関わらず、充電中のような状態です。

そんな時には社内の展示場で座ったり、
小物屋さんへ行ったり、
休みであれば、美術館へ行ったりと、
なにかが出てきそう(降りてきそう)
なのを待つ充電です。

今まで、帯作りをしていて、出来上がったものが、
被ったり、似ていたりすることは、ほとんどありません。
IMGP3986.jpg
作楽/Nord

ちょっと前に、他の帯の時に『心象を写すもの』
言われたのを思い出しますが、ホントにその通りです。

IMGP3968.jpg
作楽

成長したり周りから様々な影響を受ける上で、
自分の中に同じモチーフがあったとしても、
出てくるものは大きく異なると思います。

IMGP3965.jpg
(暗い所で光る糸を使っています。)

そんなことを思いながら、自分の帯を見て、
あれこれと考えていました。

その時によく行っていることが、
帯の前に座って、そのまま見ながら、
IMGP3974.jpg
(昼は昼で面白い色目に)

あれこれ触ったり回したりしながら、確認したり、
カメラのレンズをのぞきながら、
できるだけ自分の目以外?でも見たり、
シャッターを押してみて、
さらに自分の目から遠ざけたりということです。

具体的な図案や紋には
もう少し掛かりそうですが、
コツコツと進めていきます。

2010年10月20日

自分の結果発表。

 
いつもよりも少しフォーマル寄りの帯を作って、紹介しました。  
 
 
その帯のコーディネートを早速見る機会がありました。
 
こんな感じです。
 
 
IMGP3756.jpg
 
nord:星の花』

この帯は、フォーマルの着物にコーディネートするのは、
とてもイメージし易いので、そこは敢えて、
手引き縞の洒落感の強い着物に合わせてみました。
 
もちろん、コーディネートのことなので、これが模範解答とはなりませんが、
この方は、沢山の視線を感じられたようです。
(もちろん、いい意味で!)
 
 
このように、製作した帯を着物を合わせて、
帯締、帯揚げなどの小物を入れて、全体を見ることは、
その帯の結果発表のように思えます。
 
 
まず、自分の製作した帯を結ばれている、というと・・・。
第一関門は、『気に入ってもらったんだ・・・』
という変な安心感・満足感が出てきます。
 
その次は、コーディネート。
予想通りの合わせ方でも、もちろん嬉しいのですが、
自分の予想とは全く違った着こなし(写真のような)を見ると、
新たな発見をさせてもらえます。
 
 
毎日モノづくりをしていると、なかなか簡単にはできない、
自分のモノづくりの再点検をさせてもらっているような感じです。
 
 
IMGP3767.jpg
 
この着姿を見せて頂いて、とっても満足していますし、
皆さんからの色々な反応も知りたいです。
 
帯一本に対して、様々なコーデイネートをしたり、してもらったり、
すると、帯自体の中身は変わらなくても、
熟成され育っているような気がします。
 
そんな帯を作っていきたいですね。
 
 
 
 

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2010年08月03日

見た目は似てても、イメージに近づけるには (比較してみると・・・)

微妙、絶妙、僅かなところで・・・
というような配色で試行錯誤していた帯が上がってきました。
個人的に、満足です。。

IMGP3060.jpg
『作楽/Nord より』

あまりしないことですが、上がってくるまでの配色を比べてみます。
数度取った配色の『見本裂』です。
(これを何回も行ないます)
IMGP3065.jpg

このように同じ色の経糸でも、横に入れる色糸使いによって、
大きく色目が変わります。お互いが影響したりもします。

これくらいの短い幅で配色を変えて、試し織りを行なうので、
一本織って、長い尺でとなると、イメージは異なります。
(その辺りは慣れないと、なかなか難しいと思います。)


一番上の写真をアップにすると、こんな配色です。
IMGP3064.jpg
ブルーがかって見える部分と、黄色っぽいグリーンとのバランスも、
ズレると、当初のイメージと悲しいほど柄が違って見えてしまいます。

この帯の配色は、2つ目の写真にもあるように、薄くなり過ぎて、花/七宝つなぎが、
印象無くなるのも駄目ですし、濃すぎて地色とは慣れすぎるのもキツくなりすぎる。

そんなことをずっと念頭に置きながらの繰り返しの見本裂取りでした。

TPO的には、爽やかなお洒落着でもコーディネートし易いですし、
ちょっとフォーマル寄りの着物にも、合わせよいと思います。

早くこの帯を結ばれたところを見てみたいですね。


2010年04月21日

帯作り真っ最中。 Nord

『最近、帯作ってるんですか~?』
と言われましたので、ちょっと今日は帯で・・・。

まだ、今はモノづくりが形になっていないので、
日記を読み返しても、小物やコーディネート話が
多いような気がします。

それで、今のモノづくりの中心は、
ちょっと前にも紹介したこの『Nord』シリーズです。


シリーズごとにテーマやコンセプトを持っていますが、
このシリーズの場合、今は製作していて、一番楽しい時です。

形になっていなくて、雲をつかむようなモノですが、
『何かできそう・・・、いや違うなぁ、こういけば・・・』
と形になるまで、一生懸命資料を頭の中に
溜めて貯めて、なにか出てくるまで溜めておく。
という感じを、NYから帰ってきて毎日しています。

以前、表しかまだ上がってきていなかったものを、
裏を付けて、袋帯となりました。

R0011800.jpg


お太鼓はこんなイメージになります。
R0011801-2.jpg

シリーズを作るというのは、この柄の家族を作る、
というようなものですので、イメージできるまでは、
しばらくは眺めて、眺めてと頭の中の作業がほとんどです。

たまに、
ポンとこの帯に合う小物案が副産物でできてしまったりも
するのが面白いところですが、何はともあれ今は、
頭の中は、こんな状態です。


それとそれと、これは宣伝ですが、
パナマの草履がとても人気ということです。
(仙福屋のスタッフから、です。)

10511s_02.jpg
このパナマ台は職人さんにお願いして、
季節柄ちょっと早めに、製作してもらったものです。

単衣や夏の時期の着物を着られる方が、
増えてきて、夏帯・着物も注目されていますが、
こういった小物も季節感が出ていいですね!

あと数足ですので、もし興味のある方お早めにどうぞ~。
 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/10511.html


2010年04月07日

モノづくりの再スタート。 作楽コーディネート。

作楽.jpg
『Nordより』

この帯が上がってきました。
今までにあった柄を図案・紋図段階で、
色々とアレンジしたものですが、
多分だれも元の柄が分からないと思います。

ジャワの更紗っぽい所もあり、よく見ると、
可愛らしいところもある、お気に入りの柄です。

色目には、地の部分にほんの僅かにベージュを
さした所にこだわりがあります。

シンプルな線調子の柄に色を入れただけ、
というように写真では見えてしまいますが、
斜めに見える横段に、地紋の入れ方や色目が
変えてあるので、単調にならずに、奥行きがあります。

NYへ行く前に図案・紋・配色とも、済ませ、
後は、帰ってから完成を見るだけのものでしたので、
ある意味、まだ帰ってからのモノづくりではないです。

まずは、この柄に続く柄づくりから進めたいと思います。


それと、作楽の帯が濃紫の着物と合わせてはったのを
見ましたので、写真を撮りました。
R0011782.jpg

やっぱり、この柄は優しい感じがして、
とても好きです。

たまに見る、このト音記号の帯留めも効いています。。

2010年01月20日

アイモン?

昨日は東京に朝から晩までいました。

目的は、会社的なものとは違い、
初めてお披露目の帯の評判を聞くというものです。

私的に最重要だったのは、このシリーズ。
 『imon』
  →http://senpukuya5.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=imon

 試し結びは、ここ最近最高の頻度でしています。
  →http://senpukuya5.seesaa.net/article/134420598.html

その昨日ですが、
最人気作は、この柄でした。

IMGP2571.jpg
『千鳥に琳派の波柄』

このシリーズの用途は、総紗縫と同じく、
オールシーズン着用を考え、組織を作ったものです。

用途が同じと言っても、総紗縫とは、表現方法が異なるので、
完成時『帯』として見た印象も大きく変わって見えます。

写真言うと分かりやすいのが、千鳥の微妙なボカシです。
ホワっとした優しい感じは、個人的に大好きな表現です。
(紗ではちょっと難しい出し方)

ただ、紋を作るのが難しい組織ですので、
柄数はなかなか増えません。
昨日ちょっとだけ自信をもらえましたので、
今は頑張って柄を考えて、製作していくだけです。

まだ、実験段階ですが、紗と組合わせても、
バリエーション自体が増えるので、
もう少しその辺りを進めて行っても面白いですね~。


シリーズ名は、『imon』 といって、『celtic』 『nord』と
同じく横文字ですが、呼び名がみんな、バラバラです。

最初は、『イモン』と普通読んでいたのですが、
社内では『アイモン』と、iphoneと同じ感覚で、
呼ぶ人もいます。

この帯の名前だけは、
『どっちでも定着した方でいいのかなぁ』と、
かなり作者にしては無責任な発言だと思いますが、
とてもPOP な柄もありますので、周りの流れに任せています。

まずは昨日、評判が良かったので、一安心。。。

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2010年01月18日

ちょっとしたことですが・・・

 

ここ最近のところ、色んなキッカケから北欧柄資料に触れることが多く、

(注、nordになりました。)

『製作する段階の前に作るモノ』は、 思いっきり影響を受けてます。 

 

これは図案よりも前のイメージ段階なので、

名前が付いてない工程ですが、とてもとても大事です。

アイディアを温めるというか、膨らませるというような工程です。

 

下書きよりは、ちょっと色の入ったもの、わりと具体的なものですが、

帯になる確率は、 相当低いものです。

 

だいたい、『それの』1割くらいを図案にして、 その3割くらいが紋図になって、

その9割くらいが帯になる。 そんな低さです。

(感覚でいうと、5%未満です。)

 

今、そんな段階で一番有力なのは、上にも書いていた北欧系で、

なんとなく 『不思議の国のアリス』っぽいものです。

(ボワ〜、という曖昧な段階。)

 

最近は『これを作ろう!』で帯作りというよりも、

夢を見ている中から、選んでいくような感覚で製作しています。 

 

そんなモノづくりが良いのか悪いのか、 わかりませんが、

最終、形になったものも『最近』の帯と『以前』ものとは、

大きな違いが出てます。

 

これが成長か、ただの気の迷いなのか?分かりませんが。。。

 

もう少しで皆さんからの評判が入ってくる時期なので、楽しみにしています。

失敗だったら、また1から積み上げていきます! 

 

今は、そんな感覚を残したまま、(引きずったまま?)着物を着ていますので、

ちょっとずつ『着ているもの』や『付けている小物』も変化しているようです。 

 

例えば、明日は東京出張ですので、

『なにかちょっと小物を変えよかな?』 と思い、

羽織紐の探してたところ・・・

 

IMG_7025_2.jpg

 

『これ!』と手に取ると、 今まで見向きもしなかった感じでした。

(いつもよりも普通っぽいです)

 

コーディネートは、選ぶ物自体がいつもと違うので、

明日コーディネートがとても楽しみです。

 

 

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2010年01月14日

『寒い話』

相当寒い京都ですので、
車の中は冷蔵庫です。。
IMG_5061.jpg
朝は建物が暖まるまで凍えています。。

そんな時にする配色というと、
結構な割合で暖色系に行ってしまいがちです。

気持ち的に暖色系の糸を持っているだけで、
暖かくなった気がするからかもです。
IMG_5062.jpg
そのままの流れで、今、手がけてしまうシリーズは
地理的に北部のものが多いです。
ノルドとか、ケルティックです。)

やはりその地方の人も、冷たい色や柄よりも、
暖かみの感じる柄や色を手にしたはず・・・
と勝手に想像して、配色してました。
(上の写真のような色目に上がります。)


小物で人気なのも、注文を頂いているのも、
日本中寒波のせいか、
毎日のように雪雨草履です。

雪降りなさそうな所からも・・・
問い合わせが多いです。
IMG_5058.jpg
 →雨雪専用の花緒も毎日減っていってます。

『寒い』話で、雪草履は昨日も書いていましたが、
京都の今日の職人さんとの日常の挨拶も
『めちゃ寒いなぁ~』『さむ、さむ~。』
から始まります(気温ですよ)。

2009年06月25日

そのまた中間色って、どんな色なんでしょう?

今現在、
新しいシリーズを進めています。
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/121882802.html
   (この織り方を進めたものです。)

名前は、後日発表しますが、
ケルティック
と少し近いコンセプトで製作しています。
(帯で見ると、全然違いますが・・・)

NORD2.jpg

いつもよりも多く目出し(試験織)を取って、
織・配色をチェックしています。

写真を実際の色目に近づけてみましたが、
中間色のまた中間を意識した色です。

そんなイメージをじっと考えながら、
配色をしています。

秋までには、10柄
少し出来ている予定で、
丸みの帯びた優しい柄ばかりです。

図案を詰めたり、紋図にかかったりと、
一日中、モノづくりで今の所、手いっぱいです・・・
(最近の、熟睡はこのお陰かもしれません。。)

カチッとした、シンプルフォーマルのアイディアも
ありますが、しばらくは取りかかれなさそうです・・・
(図案だけは、手元にあるので、
 頭の中でイメージを膨らませています。)

毎日、びっくりするほど進んでいる、とは、
言えませんが、結構いい感じです。

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