2015年09月30日
もうちょっと先に作りたい織物候補。
今月の締めと来月の準備で今日はバタバタと(さらに図案展までありました。。。)。商品や図案の整理をしながら、それでも少しだけ時間がありましたので、モノづくりを振り返ってみました。
『Nord』:北欧の空気と和を融合させたモノづくり。このシリーズに関しては、最近は新しい意匠を作っていませんので、久々の登場です。ただ、作っていない割に、今のちょうど今の空気に合うのか、根強いファンからお話を頂くこともあります。以前blogで(紹介したばかりの頃だと思います)見て欲しかったけど、まだ織ってますか?と。このシリーズは10柄ほどありますが、元々が(少ない方の)数本レベルでしか織っていませんので、ご依頼頂ければ織ることもできます。と返事させて頂きました。
今のところ、まだ動かせませんが、『Nord』シリーズにする予定の図案はストックしてあり、macの中にも『最初はこうしていく、それが上手く行けば次はこう。』とする案が大量に貯まっています。この頃はメモ書きが多かったのですが、このデータを見ていると、デジタルで残しておいて良かったと思う一瞬でした。
ちなみに、残しているアイデアの中心は錦織のモノ。以前それで織ったモノは、こういう感じです。
【Nord】
この帯が織り上がったばかりの頃よりも、周りから聞こえてくる評判が良いですので、今の声も聞いてみたい。そう思ってFacebookには近々流してみたいと思います。この織物=『千寿』は、紹巴織りよりも細密な表現力は苦手な織物ですが、ボリューム感を持った『帯らしい帯』の表現ができます。風合いは織組織がカチッととした綾織ですので、昔ながらの良さを持ったしっかりとした手持ち感。ずっしりとした重みに関しては今の時代と合わないと思っていますので、経・緯糸使いでその辺りに関してはクリア。そんな織組織です。
この辺りも動かして行けるように頑張っていきます〜。来月もモノづくりやること沢山あるなぁ〜。有難いなぁ、というのが9月最終日の感想です。