2007年02月22日
眠っていた帯…
時々、
あるのですが、眠っている帯(柄)があります。
それは、
その時は読みたいな~と思って買って、読まず、しばらく寝かし、
再び引っ張り出した時に読むと面白い!、と思う『本』みたいなものです。
帯では、こんな過程で起こります。
①図案でまずイイ!と思って、
↓
②手元に持ってくる→そのまま寝る
↓
③紋作り →寝る
↓
④紋上げ終了 →寝る
↓
⑤配色・見本ギレを織る →寝る
↓
⑥配色を直し、本番織
↓
完成
となります。
こう見ると、帯からすると世間の日の目を見ない、
という『寝る』という選択肢が多いので、
書いていて、自分でも少し驚きです。
ただ、寝ることは、その時には満足に完成できない(しない方が良い)、
ということなので、モノづくりしている立場からすると、仕方がないことかもしれません。
それで、今日は寝るところから、戻ってきた柄を紹介します。
自分の柄なので、袋帯になって少し安心です。
(上でいう⑤の段階で止まっていました)
発表後の皆さんの反応が楽しみです。。