となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』 > アタマの棚卸

2008年01月26日

アタマの棚卸

となみ織物は、一月末で本決算となり、
帯やら着物などの商品と原材料や紋図・図案など、
何から何まで、数える棚卸があります。

今日は、それに先駆けて、
自分のモノづくり整理+アタマの棚卸を行います。

まずは、帯の図や着物の書いたノートからスタート。
絵は上手くないから、一見すると『洞窟の壁画』です

中には文章で帯を表現してあるのもあります。

一つ挙げると・・・
『大きな雪輪の中に梅があり、
ぼかした感じで、糸を一丁通す。
地はそれよりも濃い紬みたいなボリューム感。
上にのっている色は、白系の青?
それで、経にも変化付けて、金糸かそんなみたいな
糸を通して、あまり打ち込まず、ふわっとした感じ。』

今読むと、一体その時何を考えて、
いたのだろう?
とちょっと考え込んで、想像をしてみます。

多分、というよりも間違いなく
今これを元にモノづくりすると、
全く違うモノなります。

その時よりも、
良いモノができるといいのですが・・・
ほとんどの場合、新鮮な時に作るのが
良いことが多いです。

他にも、本棚を整理していると、
イイ画集がザクザクと出てきます。

本棚から出してパラパラ、めくっているうちに、
完全に作業が止まっています。
その代わりに、頭の中へ帯未満の案が、
いっぱい溜まっていきそうです。

そんなことで、また今回も『棚卸し』という
初心を忘れてしまいそうです。。


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