2008年03月09日
多ければ、いいものではないのですが…、それでも
とは思いません。
今、
作っている小物が、『増え』ます。
『仙福屋』の定番で高い評価を頂いている、
『3色ボカシの帯揚げ』のことです。
⇒
今ある帯揚げは、
中に3色入っています。
定番として、常に製作しています。
今度は、これとは別に新作として、
4~5色に増やした、
モノを作る打ち合わせをしています。
用途的には、
3色と変わりませんが、
それでも『作りたい!』
と思いましたので、
今染め出しています。
たまに、
モノ作りをしていても、
上のような『増えれば良い!』
というな話に出会うことがあります。
例えば、
帯と着物の場合、
色数が増えれば、良い!
経ての糸が、増えれば良い!
着物の目方が増えた方が良い!
と言う話をきくことがあります。
確かに、帯の場合も着物の場合も、
全く同じ条件であれば、色数が多い方が、
『高い』方向には行きやすいです。
が、
柄に応じて、素材などの、
その他の要素で、
ほとんどのコストは決まることが、
多いです。
個人的には、帯を作る際は、
シンプルにするか!
柄でも何でも引いていく、
モノ作りを考えています。
経ての糸も多い方が、
難易度が上がることが多いです。
でも、糸数が少ないけれども、
経糸同士が、
交差する『羅』と言うのもあります。
その中には、素晴らしく良いものが
あります。
着物も昔は、『目方が‥‥』
と言われていましたが、
着る人からすれば、
間違いなく
薄く・軽く・ハリ・質感がある方が『良い』です。
ですので増える方が、
『良い』わけでは一概に言えません。
今日、
帯揚げを染める中、
上のような話をしていました。
それで、最後に染価を聞くと、
『3色より、もちろん高くなります。』
とのことです。
(予想はしてましたが‥‥)
以上の話を踏まえて、
色数は、増えますが、
『良く』なるでしょうか~?
帯揚げが上がり次第、
紹介しますね~。