2008年04月22日
奇抜の手前。
モノ作りがメインです。
そして、ただ単に自分の好きなモノを
作るだけ、というものではありません。
①自分の好きでありつつ、
②こだわりを持ちつつ、
③結ばれる方に喜んで頂けるモノ。
というモノを作る、というのが、
大事なところです。
(私の場合は、割合的に①が大きい気がしますが)
そんな中、
『これは、好きな人だけ、分ってもらえれば、いいよ。。』
というものが無性に作りたくなることがあります。
その頻度は、
『時々』というよりも『頻繁』にかもしれません。
(もちろん、『私の場合』という話です)
それで、どんなものですか?
と聞かれた際に
例に挙げるのが、
この帯、『てけれつっのぱ』←詩情夢二より
最初は、『京小袋』でしたが、
↓
次は袋帯の裏地になり、
↓
最近は配色を変える等して、表に。
↓
今は、写真のように『角帯』にしてしまいました。
そして、
この柄は自分で結ぶ(角帯)のと、
本当にこの帯に惚れた人のみ、
と思っていました。
そうしていたら、
意外に人気が出て、
帯も小袋も、
製作者本人が、ビックリするほどです。
ということで、また
今度は最初に角帯から、
自分の好きなモノを作りました。
結果的に、
世間にはなさそうなモノに
上がってきました。
今のところ、
社内評判は、上の角帯と同じくらい、
です(不安と期待で半々です)。
蛍ぼかしを細かく織りで出して、
横段に、色を配色したものです。
これも、自分が結びたくて、と
好き!と言ってもらえる人に、
結んでもらいたい角帯です。
ただ、いつも
一つ注意していることは、
奇抜に過ぎない様にということです。
時々越えてしまうので、
今回は大丈夫だといいのですが‥‥。