2008年06月24日
紹巴織で・・・
紹巴いう織物は、となみ織物の中でも、
動かしにくい
相当完成度が高いモノです。
ですので、
柄の作り手は、少し気を抜いても、
帯にらしきものにはなるので、
気が抜けそうになる、そんな可能性のある織物です。
(もちろん、見たら、すぐにばれます。)
反対に、柄の作り手と違い、
織り手は少しでも、気を抜くと、即⇒瑕モノ。
そんな緊張感のある織物です。
また、作り手は
とことん手を加えても、遊び心が出にくい、
そんな、ちょっと困った面を持つ織物でもあります。
そんな前置きですが、今製作しているものは、
それでも、ちょっと遊んでいます。
(もちろん、伝わりにくい・・・)
柄はシンプル、ただ、シンプルな柄以上に、
かなり気を使って、設計しているので、
なんでこんな時間がかかるのだ??
と作りながら思っていました。
まだ、紋が上がってきたばかりなので、
全く何もお見せできるものは、無いのですが、
それでも、良い出来だと思います。
なかなか書きにくいですが、
今後、土台になりそうで、
考え方の基礎になりそうな、モノです。
紋作りはで、最大限考えて考えて考えて、
作りました。
色目・配色に関しては、
ちょっと他のスタッフに、任せてあります。
そんな思いが伝わったかは、
上がり次第。
どんなものになるのか
自信はありますが、
どんなものでしょう?
こんな風に、モノづくりをしていると、
帯は結ぶもの・・・という所から、
一瞬離れている時もありますので、
それには、気をつけます!