2008年06月26日
甕覗き帯締め。
『仙福屋の帯締め・ムジ』です。
『無地』にしようか、とも思いましたが、
『無地』というと、無個性な感じを受けましたので、
『ムジ』とカタカナを採用しました。
詳細は、明日『仙福屋』でと思っています。
少しだけモノづくりの目線からですが、
このムジ帯締めには、日本名の色名を付けていますが、
『臙脂』:エンジ、『若葉色』など、
色を見るだけで、色の風景が浮かんできます。
その日本名を付けている中で、
出てきた帯締め。
色名は。『甕覗き』(かめのぞき)、という色です。
白か薄いグレーの中に、水色をポツンと一滴入れた、
ほんのり水色かかったグレーです。
自分の言葉で説明すると、難しいですが、
この表現をある人に聞いてみると・・・
水を張った大きな甕(かめ)に、映る空の色。
という表現があるそうです。
昔の日本人は、
色について素敵な表現してはります。
情景が浮かびます。。。。