2008年10月01日
若冲に囲まれる想像をする。。
若冲柄を製作していて、
袋帯になったものを見ていました。
↑例えば・・・
少しずつ揃い、今では60柄前後だと思います。
『伊藤若冲の世界』というタイトルで、
一本一本の製作していることを考えると、
この柄数はとても嬉しいです。
まだまだ、製作したいモノは数多くありますので、
これからもコツコツ製作していきたいと思います。
『伊藤若冲の世界』の帯に関しては、大きく分けて、
2つのアプローチに分けられるか、と思います。
一つ目は、若冲の原画を忠実に、織へ。
と言っても、全くコピーではなく、
絵として描かれたものを、織らしさを出しながら、
製作していきます。
これは、パッと見た目は、図柄が同じに見えても、
実は、帯としての要素を様々加えています。
二つ目は、若冲をモチーフに図柄を製作する。
これは上と反対で、若冲の図柄をとなみ織物として、
『くずす』過程が特徴です。
それでも、若冲だとわかる。
そこが一番の腕の見せ所です。
合わせて60柄~(正確には調べていませんので・・・)
です。
さらに、着物も製作しているものがあります。
第一期としては、
↑ この雄鶏図・柄
等があります。
今は、二期目の着物製作です。
手間と時間を掛けている訪問着が一枚。
(とにかく大作です。)
シックな訪問着一枚。
お洒落物が4枚と。。。
さらに、まだ下書きの所で止まっている物が
数枚。
と、一同に揃えれば、それだけで、
『若冲の間』ができそうな・・・
揃った時に、一度会社でしてみたいと思います。
あたり一面若冲。
そうすると、
また何かアイディアが浮かぶかもしれませんね。