2008年10月14日
続・続縞々
最近の縞作りも、ようやく形になってきました。
少し以前に上がってきた『縞々(縞+瓢箪)』。
経糸を縞に染め上げて、
その上に柄を織り込んでいます。
シンプルですが、普通の帯よりも一手間、
加えた帯ですので、味わい深い発色がよい感じです。
柄が消えてますが、右の方の黒地は、瓢箪が縞を
消しているように見える所も、また奥行きを感じます。
そして、
上がってきたばかりの、『縞々(縞+蝶々)』
縞の上を蝶々が飛んでいるようにも見える、
意匠です。
無地ではなく、縞を置くと、蝶々が楽しそうに、
見えるのが、とても不思議です。
色目は、紫に紺を混ぜた色で、ちょっと珍しい色目
ですが、着物との親和性も高いので、
人気作になりそうな感じがします。
と・・・
『縞々』の紹介でしたが、
縞というシンプルなモノを置くだけで、
柄の表情が変わるので、
今は、そういう不思議さを感じながら、
モノづくりできています。