となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』 > クラッチバッグ

2008年11月14日

クラッチバッグ

クラッチバッグというと、抱えて持つバッグの総称を言うらしいのですが、
(これに関しては、勉強不足です。。)

『伊藤若冲の世界』の帯地を使い製作しました。
IMGP1473.JPG

作られた職人さんは、

『これこそやな~。』

と呟いておられ、

『?』と思いました。


職人さんに聞いてみると・・・

クラッチバッグというのは、

大きさ的にあまりモノが入らないので、
本当に必要最小限のものを入れて、

後は、アクセサリーの一つとして、持つのが良い。
(もちろん、それに耐えられデザインのモノに限る)

ということです。


確かに、数千本の経糸を使った織物を使い、
さらに職人さんが一つ一つ手作りで作るというと、

宝石にも負けない、力を持っています。


そう考えてから、再度見てみると、
この『若冲のクラッチバッグ』が

宝石のように輝いて見えました。。


中の生地にも拘りがあるので、

もし、見かけられたら是非、

手に取り、鏡の前に立った後、
中から何かを取り出す風にして、

見てくださいね。。。


クラッチバックかぁ~。
良いもんですね。。

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