2008年12月01日
日々改良。
メーカーは、毎日毎日、新しい柄をかんがえて
モノづくりしていくのが、仕事なのですが、
その中で、同じ柄を良くしようと『改良』することがあります。
実際は、元のモノを超えられることは、
あまり無く、再び元に戻すことも少なくないです。
モノづくりしている習性なのか、
それでも、試してしまいます。
良くやるのは、超が付くくらいの昔の『紋』(設計図)を
引っ張り出して来て、風化しそうな和紙紋図を、
直しながら(こっちはリペアの方)、糸の渡りなどを、
見直す(『こっちが改良』)ことがあります。
昔の方が通った後をなぞる様に、紋を見るので、
とても勉強になります。
全く改良する隙が無いこともあれば、
ほんとに少ないのですが、ミスを見つけること
(意図的にか、あじ?かも)もあります。
そんな時は、その当時製作した人の意図を考えつつ、
改良を加えていきます。
前置きが長くなりましたが、
少しずつ織っては、
販売(僅かしか織れないので月産限定。)している、
南蛮七宝の八寸も少し『改良』してみました。
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/99457024.html
↑この時から比べて、地を変えました(意図としては立体感増)。
(一色増やして、同色を入れました。)
微妙な変化なので、
しかも自分で製作した紋ですので、
良くなったか、どうかというのは、判断付きにくいですが、
新旧並べても、社内で好みが分かれるくらいのレベルには
達しているようです(ホッと一息つける瞬間です)。
これが実際結んでもらう方から、
どのような評判になるか・・・
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