となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』 > 草履職人さんからの提言。

2009年01月19日

草履職人さんからの提言。

草履職人さんと何気ない話をしていて、
『へぇ~』という話が沢山出てきました。
(『仙福屋の真綿草履関係です』)

まとめてしまうと、
『モノ凄く良い草履と普通の草履の違い』

と職人さんの自慢話になりそうですが、

裏を返すと、それだけ一足ずつ製作する、
モノづくりに自信を持っている、のだと思います。

草履は、

履き易さ、草履の形など見た目、素材の良さ、
など、ある程度見れば差が分かれるけれども、

パッと見ただけでは分からず、ある程度履いてみてから、
でしか分からないこともあります。

その一つが、草履の内部の作りです。

草履は履きやすければ、良いかな?
と思われるかもしれません。

画像-0111.jpg

上の写真は、少しわかりにくいのですが、
台の天部分と、台とが外れています。

これが、底の革と台部分の時もあるそうです。

粗悪品でなく普通レベルのものでも、歩いていると、
何かの衝撃で、剥がれることがあるそうです。

もちろん、綺麗に直すのは難しいですし、
そのまま履くのは足に良くありません。

話をしていた職人は、
『うち真綿草履のは、絶対に剥がれないし安心して』

と、言われていました。

100%絶対というのは、万が一ということもあるので、
言い切りませんが、

職人さんがこうやって圧倒的な自信作を
作り出してもらえるのは、嬉しく安心できます。

こういったことも、うちの草履のウリなのですが、
上手く伝えるのは、とても難しいですね。

着物→犬⇒今日は草履
なかなか、新年始まって、帯に戻れなくなっています・・・

明日は日帰りで、広島へ行く予定です。
(人生初かもしれません)

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