2009年04月20日
最後の組織変更。
『雪輪と梅』をモチーフにした帯というのは、
世間に沢山あると思います。
『雪輪』の柄。
と言えば、夏の柄。
それに、『梅』を加え、
季節的に幅広く使える実用的な柄です。
自分が製作した中にも、同じモチーフの
お気に入りがあります。
とても好きで、織り方を変えつつ、
何度も帯にした柄です。
『組織』を変えては、新しい空気を入れて
少しずつ変化している帯です。
この柄は、
これが最後の組織変更になると思います。
変えるたびに良くなるというよりは、
大きく趣きが変わっていってます。
変遷をずらっ~と並べようと思っていましたが、
人気のある柄で、今現在手元にないので、
⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/67130153.html
(一本上げておきますね。)
また、織り上げた時に紹介しますね。
織り上げた帯を、職人が経糸を櫛で、
一つずつ揺らしてくので、地に味があります。
↑微妙な揺れが分かりますか?
シリーズ名は『白黒紬』。
コツコツと製作しているシリーズです。
特徴は、あまり色目を使わず、
重量的に軽くシンプルな仕上げました。
普段着に気軽に結んでもらえるのと、
小物を活かしやすい帯です。
※ちなみに、一番手前の『雪輪』が一番人気です。
(雪輪一つ一つが異なってみえるので・・・)
小さい雪輪を囲むように、大きな雪輪(グレー部分)が
入っていますが、これは右付き、左付きと交互に。
若冲『鯉』と同じような柄付けにしています。
結構のこの柄付け、自分的には、好きですね。。
結ぶ時はほとんど関係ないのですが、
そこもまた好きな感じです。