2009年04月23日
撮影してはる横で・・・
会社の前の寺ノ内通りで、昼休みの間、
新作のショールの撮影を行っていました。
人通りは少なく、静かで天気も撮影日和↓
まずは、着姿を載せておきます(before)。
帯留は、石のようなモレッティガラスの帯留。
三分紐はオフホワイトに、グレーのライン。
1、さて、一つ目のショールは青を基調にした暈し。
刷毛で、すべて人の手で染め上げたものです。
透け感のある生地に透け感のある色目。
好きな色目です。
2、二つ目は、薄いグレーと淡いピンクを
ステンドガラス風にしたものです。
透け感はあるのですが、防水加工もしてあります。
塵よけ、ちょっとした雨除けにも、いいかもしれませんね。
4、クリームを基調にしたもの。
濃い地とは、合わないかな?と思っていたのですが、
ハマってます。白部分がポイントに・・・
優しい上品な感じがしますね~。
5、そして、最後はモノトーンで絞めです。
ぼかしとぼかしの間に、境界がないので、
全体がゆったりと流れるような感じを受けます。
濃い地の着物とは、まるでセットのようなハマり方です。
と、撮影組の横で呟きながら見ていました。
『生地の薄い塵よけやショール』は、
帯がチラチラと透けてみえます。
帯作りしている側からすると、帯が見える方が、
やっぱり嬉しいですね。
手で一つずつ、それも生地を濡らしながら、
刷毛で染めていきますので、全く同じものはできません。
ある程度は作り手が決まった柄を
頭の中に描いていても、手の動き等の偶然が
出来上がりに影響を与えるのも面白い所です。
皆さんの好みの色や刷毛の目があれば、
嬉しいです。
それでは
午後からは、進みかけのモノづくりをしていきます。。