2009年05月14日
結構悩んだ、マカロンの裏地。
あまり『マカロン』と呼んでも
反対する人のいない柄を前回紹介しました。
この柄ですね。
もちろん袋帯ですので、
裏地が必要です。
この柄もいつものように、
どんな裏にするか悩みます。
出来るだけ、表の表情と違う方が、
様々な場面に登場することが多いし、
ただ、
違いすぎると取って付けた感が出るし・・・、
など。やはり悩みます。
しかも今回は、
そこで悩まなくてイイだろうと自分でも思う、
『マカロン似』という事情も多少入ってきて、
結構悩みました。
表が縞の上に、雪輪(マカロン)が散って
いるので、裏は普通の縞?
と言うイメージを持っていましたが、
それに少し加えて、
表とは異なる感じのモノ、
しかも、全体のバランスを崩さず、
使う色目に気を使って作りました。
それが↓です。
経糸を縞に整経して、それをムラに見せる
ために消しています。
真っ直ぐな縞と違い、遠くから見てもらっても
『味』を感じてもらえるようになったと思います。
『マカロンにふさわしい裏』ですが、
みなさん的には、いかがでしょうね?
後は、表が上がってきて、実際に袋帯に
したときに、もう一度皆さんに見てもらえる
と思います。
他にも今日は、見本の織り生地が
いっぱい上がっていますので、
楽しくて仕方がない日になっています。
まだ、使い方は分かっていないモノばかりですが、
『卵』ですので、ゆっくり大事に育てたいと思います。