2009年06月16日
試作中で、投げては見たものの・・・
今日の京都は、動いていると風が来て、
いいのですが、止まると、じわ~っと暑くなります。
そんな中、今試作している織物があります。
名前は、『しょうはうら』。
漢字だと、『紹巴裏』。
『紹巴織』の親戚のような名前ですが、
ちょっと製作するのに、クセのある織物です。
例をあげると・・・
1、今の所思い通りに配色でない。
2、多くの色を使うと色糸、混ざって、
さらに複雑な色に。
3、色が滲んだようになる。
と、少々やっかいな織物です。
ただ、上手く配色、紋作りができると、
今までに、無い見た目に上がりそうです。
そこまで、一歩ずつ失敗しながら、
製作していたいと思います。
ちなみに、今進めている『柄』は、
『南蛮七宝』です。
↑ この柄です。
唐長さんから、頂いた話でこの組織に
しようと思いました。
この組織は、今まで『あったけど』触らなかった、
というモノですので、ある意味再挑戦です。
『紋』は出来ていて、先ほど配色しましたので。
まずは、見本で試験を織りたいと思っています。
絵の具を塗るのと違い、
色糸を織っていきますので、糸の重なり方等で、
『出来上がり色』の予想を大きく外すことがあります。
しばらく外さなかったのですが(良く知った織物なので)、
今回は、遠くに思いっきり投げたボールのように、
どこに着地するか、わかりません。。。。
今後、長く付き合っていくかもしれない、
織り方ですので、今から気長にします。