となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』 > ちょっと努力が必要。

2009年08月06日

ちょっと努力が必要。

普段配色をする時に、
『こんな感じの色で配色しよう。』

色を口に出すことがあります。

他にも、図案家さんとも色の話をしますし、
色目はとてもとても大事です。

メーカーとして、大事なのは、
『色・柄・組織』と三つ挙げます。

となみさんの帯で、いい所を一つ挙げろと言われたら、
色目やな~ともお客さんからは良く言われます。


そんな大事な色ですが、いつも伝える時は、
『微妙な表現』です。

例えば、
『この朱に、青混ぜたというよりも、
青が混ざってしまった色。』


『黒は良いけど、もっと晴れの日の黒』

『白じゃない白』

など、その時によって変わりますし、
普段の人間関係が出来ていないと、
まず間違いなく伝わりません。

よく言われるのが、
『日本の色目名で言ったらどうですか?』

とも言われたので、以前こんな本を買ってきました。
 ⇒
http://senpukuya5.seesaa.net/article/83398163.html

41P0D83ZC4L._SL210_.jpg

いつも机の上に置いてあるので、
手に取る機会が多いですし、パラパラ見て、
新しい発見もできます。

随分、役に立っているのですが、
糸の色と印刷の色が見比べると光沢等で、
違って見えるのが難点です。。。

ただ、あまり今では使わなくなった色目の名前を
もっと、使いたいと思っていますので、
良く使う色は徐々に自然と覚えつつあります。

色目は、みんなに伝わってないと、使えないので、
社内テストしようかなぁ・・・

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