2009年10月02日
無地場にこだわり。
明日発行予定のメルマガ。
恒例の柄説明の所(最近は帯紹介になっていますが)で、
今回登場させるのは、『作楽』から。
一番の新作です。
今年のテーマは、『つながり』です。
それに加え最近は、
帯の『地の部分』を無地っぽくするのが、
拘りです。
ちなみに、『地』とは、柄の空いた所や、
無地が広がっているようなイメージで、
問題ないです。
作る際の拘りは、
『いかに無地らしくしないか、
+無地に見せるか。』
というものです。
以前も紹介し、人気の南蛮七宝ですが、
地の部分には、同色で何色も重ねて、
色深くしています。
(そのために、角度によって表情が変化)
撮り方が違うので、単純に比べにくいですが、
同じ柄でも雰囲気が異なります。
どちらが良いかは、好みもあると思いますが、
色目で言えば、左の方が、たくさん色が入ったように、
見えると思います。
実際は、左よりも右の方が、たくさん杼が走っています。
そんな風にして、
一見しただけの見た目でない所にこだわる。
最初の写真の無地も
『無地に見えて、無地じゃない。でも無地?』
というくらい微妙な所を狙っています。
そうすると、着姿に奥行きが出てくるのではないか?
そんな風に思って、やっています。
まあ、何とか表現しようとしましたが、
やはり実物を見てもらうのが一番ですね。
今しばらくは、この無地場にこだわって見ようと
思っています。
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タグ: 南蛮七宝