2009年12月11日
まだまだ初心者かも
とても昔、モノづくりを始めた時に、
ある人から言われたことがあります。
それは、
『とにかく、何でも色んなモノをみること』
『本物にこしたことはないけど、
とにかく色んなモノをみること』
と言われました。
昔から今も、美術館めぐりや読書、映画などが趣味ですが、
『興味あるモノだけ』から、『ないものも』へに変わりました。
(最近では、『ないものほど』です・・・)
それが、モノづくりをしていると、
ちょこちょこ出てきているのかな?と思います。
昨日、上がってきた帯(まだ試験織です)は、
明らかに『今までとは違うなぁ』と思います。。
こんな配色です。
どうでしょうか?
普通、『帯作りの初心者(そんな分類があるかな?)』
の場合、最初はベテランの人が作られた色目を取りながら、
モノづくりを進めていきます。
例えると、塗り絵をする時に、ベテランの人の使う、
何本かの色鉛筆だけを使って、違う絵を塗るようなモノです。
こうすると、何となく昔見た感じがして、
冒険ではなくて、極端な失敗もない、
そんなモノづくりになります。
この配色、地色から、上に乗っている色までの、
一色一色はあまり使わない色目ですが、
まとまめると、しっくりと纏まっています。
一本織り上げて、全体の流れで見ると、
また少し変わってくるかもしれませんが、
ほぼこのままで行けそうな・・・感じです。
自分なりの幾つかの配色パターンがありますが、
この配色が上手くいった場合、パレットをしまう
引き出しが増えたみたいなもので、
『帯』作りの幅が広がっていきます。
とにかく、まず上の柄が、『帯』として上がってくることが、
とても楽しみです。。。。