2010年02月22日
『袖から出しておきたい、襦袢』って
周りの人腰痛持ちが多いので、誰にも心配されませんが、
今日帯を掛ける撞木(しゅもく)を持ち上げたときに、
腰を変に捻ってしまいました。一動作する度に、鈍痛です。
不思議と、こんな時には大事なものが上がってきます。
まずは、一つ目ですが・・・。
『南蛮七宝の襦袢』
様々な生地を探しに時間がかかり、随分遅れてスタートした
襦袢づくりも、ちょっと出口が見えてきました。
色目は良いのので、最後の微修正です。
(ここに物凄く時間が場合もあるので、気は抜けません)
これは、携帯でパッと撮った写真なので、
最終は少し色目が変わると思いますが、
印象はほぼこのまま進みます。
今のところ、順調良く進んでいます。
手触りは最高で、もちろん襦袢なので肌に近く、
質の高い、絹らしい着心地が味わえると思います。
(もう一色製作中の薄い地色の方はほぼ完成です。)
とにかく、自分用に、物凄く着たい一枚ですので、
上がり次第、まずは自分用で仕立てます。
(役得です~。)
『袖から、出しておきたい襦袢』
という勝手なキャッチフレーズを付けてみました。
( もちろん、やらないでくださいね(笑) )
今月末には、登場予定です。
もう一つは、しばらく紬糸と格闘していた帯です。
→http://senpukuya5.seesaa.net/article/140327549.html
以前も登場していましたが、やっと完成です。
紬糸の染まる色目と、予測する色、
また織物として上がってくる色が『ちょっと違うなぁ・・・』
と、何度も試みて、
最後の配色→京都へ帰ってきてから見て、OK~!
となった帯です。
待ち望んでいた帯なので、今回のように京都から離れていないと、
『上がってこないァ』と、やきもきしたと思います。
今回は、『えっ、もうあがってきたん?』
という感じです。
表は予想通りの仕上がりで、裏地も
満足の『秘錦』です。
とにかく、渋くカッコいい帯になりました。
できれば、紬糸の使い方をみてもらいたいです。
機も上手く動いているので、
これで、またモノづくりの視界が広がってきました。
でも、今日は腰が痛いので、ちょっと伸ばしてきます。。
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