2010年03月08日
『純銀の帯留めの夏モノ』
『純銀の帯留めの夏モノ』
メルマガでも、書いていましたが、今月の中旬から、
ニューヨークに行きますので、準備やモノづくりで
毎日バタバタしています。
なのですが、今日は午後から名古屋にいます。
明日の午前中までいる予定です。
(今日はブログ書いていて良かった、
と思うこともありましたよ。)
そんな時間的に何となく気持ちが焦っている中、
以前から、本格的な春→夏に向けて、進んでいた
モノづくりも進んでいます(午前中の話です)。
この織物の設計にはあまり関わっていませんが、
この織物ベースを使って進めているものもあるので、
紹介しておきます。
となみ織物で、
ここ十数年では無かった、完全夏帯(予定)です。
その第一弾、試し締め用の試作が上がってきました。
コーディネートは、『御召』に
『純銀の千鳥帯留め』と『涼し気な色目の三分紐』。
京都はここ数日、寒いので(ホントに三寒四温がピッタリです)
見ていて、涼しげなのはあまりいりませんが、この時だけは、
とても『涼し気な』空気が周りに漂って、良い感じでした。
今自分でこの組織を使って、シンプルな横段を製作していて、
上がりが楽しみなのですが、この写真を見て、
ますますその思いが強くなりました。
こうなってくると、帯に合う帯留めも大事なので、
今あるものも、活かしつつ新しいもののデザインも考えて、
いきたいと思っています。
→http://www.senpukuya.jp/SHOP/360639/360654/list.html
ちなみに、上の『千鳥の帯留め』は、
約15万円ほどのものらしい・・・
上の帯は試作で、シンプルなものです。
ふつう目新しい帯は目を惹くハズなんですが、
この帯留めは、作者の力が伝わってくるので、
ほとんどの人は、帯留めに目がいって、そちらを褒めて頂けます。
今でも十分素敵なコーディネートなのですが、
帯屋としては、やはり帯留めに負けない、バランスを考えて
いきたいです。
(試作と言っても、帯に勝つこの帯留めはすごいです。)