2010年05月16日
『いいのになぁ』と思う帯たち
この帯全部見てもらいたいなぁ、と思うことがありました。
(たまに、座り込んでます。)
帯だけで凄い数ですので、一柄一柄ずつというのは、
なかなか難しいですが、それでも見てもらいたいものは、
数多くあります。
それで、『いいのになぁ、と思う帯たち』
というものをテーマにメルマガを中心に、
ブログも含めて、取り上げたら面白いのでは?
と思っています。
となみ織物でモノづくりに関わる人は、
毎日モノづくりをしていて、自分の感性を形にしています。
それはもちろん、いいことなのですが、
完成したものを一通り全部見せきれないというのが、
困った所です。
モノづくりをしていく上で、『こればかりは仕方ない』。
と割り切るのは簡単ですが、
1新しいモノを作って
↓
2評判をもらって
↓
3それをまたモノに還元、というのが
通常のモノづくりだとすると、
1の段階で止まっているのは、悲しいところです。
ほとんどのメーカーというのは、
ものを作るのが好きな集まりだから、
余計に、今までを忘れて新しいものへと行ってしまいます。
その中には、
(悲しいことに)忘れられて仕方無いモノも稀に・・・
ありますが、
忘れ去られるにはもったな過ぎるモノもあります。
もちろん、ある程度の数を京都の本社展示場には見ることができます。
ただ、こんな風に数千本の帯が並んでいますので、
その中から見つけるのでも、これまた難しいです。
ですので、『隠れた帯』を一本ずつですが
皆さんに見て、楽しんでもらいたい、のと、
それらの帯のためにも、行っていきたいと思っています。
ただし、私が説明するので、『私が好きなもの』
という気持ちが入るのと思いますが、それはそれで・・・。