2010年05月29日
京都は数日涼しいけれども。。 帯も涼しげなものを。
特に、30度を割らない日が続いたと思ったら、
急に寒さが戻ってきたため、余計にそう思います。
そんな中、タイミングの悪い中、
出来上がった帯があります。
(先取りだから、良いのかな?)
『imon; 八寸』
織りはもちろん変化させていますが、それ以外に
今までの組織のモノよりも、糸の素材も変えて、
少しシャリ感を出した織物です。(とても涼しげです。)
極々薄いベージュを地にグリーンとブルー系の
非形象の柄が菱を作りながら、端から端まで通っています。
自分ではあまり用いないモチーフの上に
自分ではあまり行わない配色ですので、とても新鮮です。
こ織物を使って、他にも
もっとシンプルなモノも考えています。
例えば、横段や格子柄。
経糸だけの『縞』から、横も加わった『格子』まで、
ありますが、とにかく配色のセンスが大事になってきます。
しかも、薄い地なので、微妙な色目の変化が相手方の色目に
影響を与えて、全体に印象がくすむこともあります。
織物の特性を掴むのは、今からですので、
頭の中の柄と風合いが形になるまでに時間がかかりそうです。
3シーズン結んでもらえる帯になる予定ですので、
これで完璧言えるくらいに、近づいて、発表できるのは、
多分来年かなぁ。。