2010年06月15日
難関の配色。
間違いなく思い通りに上がらないもの
『NO.1』はこのシリーズです。
本当は、完成した時点で『完成です!』と
お見せしたかったのですが、ままならず。
まずは、第一段階で。
柄は『ケルティック』シリーズですが、
織り方は『秘錦』の新柄でもあります。
(この織りが難関です)
とても平たく言うと、本袋をさらに改良した、
特殊な織物です。
本袋も織りましたが、やはりそれでは普通に世間にあり、
面白くないので・・・、と思って製作したものです。
まあ、この織りは織る前の段階の紋作り、
紋彫りも大変ですし、出来た!と思っても
配色もさらに大変です。
様々な色の組み合わせで、帯は織るものの、
この組織だけは、すべての色が影響し合うので、
一色変更するとすべてが変わり、再びふりだしです。
(頭の中が、混乱します。)
そんな柄が8柄ほど、待機中ですので、
うちのスタッフと話をしながら、進めて行ってます。
上のケルティック柄には、この織り方が上手くはまり、
元々のイメージである『(風化しそうな)石』というのが
上手く出ています。
ただ、『完成!』というまでには、
あとちょっとなんですがね・・・。