2010年06月23日
立涌文様の続き。
モノづくりは、目に見えないところが
順調良く、進んでいます。
(一番、口に出して言ったり、文章にはしづらい所。)
目下、形にしているものは『秋』に向けて。
図案や草稿のものに関しては、『冬・春』向け。
そんなところです。
最近上がってきたもので、面白いなぁと
思っているものがあります。
配色替えの途中で、ちょっと悩んで、
止まっていたものでもあります。
この帯は、織り方自体を試し結びということで、
一度紹介していました。
『立涌:imon』
あまり立涌柄が好きではない人でも、
これは大丈夫と言ってもらったりもしています。
→http://senpukuya5.seesaa.net/article/148961001.html
(以前紹介の記事です。)
この柄を配色替えしました。
以前のは優しい色目だったので、
ますます、好きな人が減るかもしれません。
(この辺りが悩みどころ)
地は、少し透け感のある織なので、
黒地でも、スッキリ合わせると、夏でもかなりカッコよく
結べると思います。
『どういうコーディネートで合わせるか、
見てみたいなぁ。』
と出来上がったばかりなので、
とても楽しみにしています。
もちろん、配色する際にただ単に色を変えるだけ、
ではおもしろくありませんので、
白に見える薄いグレーの縁取りと、囲まれた部分、
とで微妙に、織りの上がりも含めて、
濃淡さに加減を加えました。
そのために、角度により陰影が付いて、
動きができました。
じっと見ていると、頭の中で音が響くような
そんな柄です。
形にできるものは、
このような感じで面白く上がっています。