2010年06月29日
構想に沿ってのモノづくり(見学)。
『今、人気の組織(織り方)を改良しよう!』
と図案、紋図、資料を集めて、目の前で広げています。
その横では、他のスタッフがモノを作っています。
モノづくりの最初は、まず自分内のアイディアを固める所からです。
方向性を作って、職人さんと打ち合わせしていきますが、
形、イメージが定まっていないと、ふらふらの帯になってしまいます。
たまに、上手く行かず、そうなりそうなこともあるのですが、
その時は、思い切って『ストップ』です。
(考えてみると、良くありますね・・・)
また、困ったときは、周りにいる人のモノづくりへの
参加もなかなかの刺激になって良いこともあります。
(自分のモノづくりと違う視点もありますし)
完成までの道のりも違うので、長居は禁物ですが・・・。
そんな帯作りですが、一本織り上がりまでには、
何十という工程を経ていきます。
結果的には、
何人もの職人さんの手を渡ってのモノづくりになるのですが、
やっぱり最初のイメージが大きく影響します。
人のモノづくりを見学する際も、周りから見ていて、
口を出したくなることも数多くあるのですが、
それをして、上手く行ったとしても、イイ帯にならず、
綺麗なだけの帯になってしまいます(不思議なんですが)。
そんなことにも、気をつけながら、人のモノづくりを
見学するようにしています。