2010年07月23日
なごや帯『燦々(さんさん)』。 一柄目。
新しい組織の織物です。
風合いや色目の出方、ボカシの具合も含めて、
試行錯誤の中、この織物へたどり着きました。
ある所は、透けてるくらい薄く織って、ある所は、
紬の節で味がでる、という不思議な技術を使った織物です。
(手に取ってみてもらいたい部分です。)
柄にはペイズリーを用いていて、全体を流して見ていると、
柄自体が楽しく踊っているような雰囲気が伝わってくる、
そんな帯になりました。
かなり個性的な色目ですが、中間色をとってありますので、
好きな人には、合わせやすい帯として、お洒落着の中で、
登場シーンが多くなりそうなモノになってほしいです。
しばらく、じっとこのシリーズに力を入れて製作していたので、
柄は徐々に揃い出すと思います。