2010年08月18日
ほんのちょっと振り返る
→http://senpukuya5.seesaa.net/article/159110780.html
日記にアップしようか、どうか考えて、
結局、もう少し帯が形になってから、と延期した記事です。
数ヶ月前のものなんですが、読んでいると
遥か前のような気がするのと、この時にイメージしてきた
モノづくり道の上を進んでいるようで、ちょっと安心しました。
今作っている『なごや帯』、久しぶりにとなみ織物では
復活させましたので、気が入っています。
何種類かの織物で織っている最中なのですが、
今までの織物や、今までの延長の柄は、他スタッフに任せて、
現在、行なっているのは・・・
1、今ある柄をアレンジして、
2、全くなさそうな柄を今までの織りで織るか、
3、柄も、織りも全然違うか。
というのを頭に置いて行なっています。
なごや帯に関しては、復活させるというのが
頭にありますので、自分のたち位置は、上のようなモノづくりになっています。
イイと言われる帯には要素があり、それは何度も書いている
『色、柄、組織』というものです。
もうそこら中に染み付いているので、それはそれとして、
一部だけ透ける織物ってどうでしょう?
という織物を作ってみました。
『面白そう』という所から始まって、作ってみると、
今までよりも、立体的に奥行きが織物に付けられるので、
その分、表現方法が広がった気がします。
まだまだ、未知の部分が多く配色が決まらないのが、
かなりのクセモノになっていますが、先に挙げたようなメリットも
あって、なかなか今作るなごや帯に最適な織物です。
紋を作る時には、いつもよりも立体像を意識して、
のモノづくりになっていますので、慣れるまでは、
毎日夕方になると頭が疲れています。
と・・・
今でも、この織りに関してはまだまだ慣れていませんし、
なかなか思い通り進度では行けませんが、出来上がったものには、
満足できるようになってきました。(色はよく外しています。)
秋の発表に向けて、ゆっくりでは、
間に合いませんが、まずは確実に進むように、
やっていきたいシリーズです。
楽しみしていてください?。