2010年08月28日
めーいっぱいの白さ。
西陣は静かです。
今日も新しい小物が上がってきたり、
わくわくするようなモノ(私物)も出来てきたり、
と静かなわりに盛り上がりのある日でした。
それらは後日登場する予定ですが、
今タイトルにもあるように、『めーいっぱい白く』
ということを考えてモノ作りしようと思っています。
ただし、生糸は天然のモノなので、白くすると漂白したみたいな、
不自然な色になりますし、そのまま使っても、産地によりますが、
ちょっと生成り色にが入ります。
また、織物ということで緯糸と経糸との関係でも色が影響を
受けますし、さらに織物が実際に白く織れても、人の目に白く映らないと
それは『白い』と言えるか、とても微妙な問題です。
(ちょっとブルー掛かった方が白く見えたりすることもありますし。。)
さらにさらに、今それをやろうとしている織物は、
かなり色んな所の影響を受けて、なんとなくですが、
周りの空気の色までも微妙に反映してしまうモノです。
(やっぱり今は燦々シリーズです。。)
そんな『めーいっぱいの白さ』ということを考える
キッカケをくれたのは、この帯です。
『燦々:なごや帯』
次に柄を作るときは、『とことん白さが際立つ』
ような柄・色を予定しています。
取り掛かっている柄が、次へ繋がることは良くあることですが、
『色からのスタート』で、それだけをキッカケにモノを作ることは、
ほとんどないので、どのように進むのか、本人もわかっていません。
(とても楽しみです。)
さてさて、そんなことを今から悩んできます。。