2010年10月01日
出張行った時の楽しみ。
出張行った場合、美味しいもの食べたり、見たことない景色を
見るのが楽しいのですが、もう一つ、着姿を見るのも楽しみです。
特に、自分が関わった帯です。
単純に嬉しいのもありますが、
帯と小物合わせのコーディネートに興味があるのと、
結んだとき、着物やその人の雰囲気によって、
帯の表情が変わるのを見所にしています。
こうやって帯を着物と吊ってのコーディネートが標準としたら、
こうやって、人が帯と着物をコーディネートして、結ばれると、
何倍も魅力が増します。
自分が製作した帯なのに、その帯だと気付かなかったのは、
相当の不覚でした・・・。
それだけ、人によって変わるんだ・・・、と実感です。
また、作り手は手に持って、平面的に、横に帯を見ることが多い
のですが、結ぶと帯が立って、また空気が変わります。
例えば、糸だけ織り上げたのに、着物に合わせて、金糸を
織り込んで見えるようになったり、柄が浮き沈みして、
奥行きが出ることもあります。
結ばれた帯見は出張の際の大きな楽しみの一つです。