2010年10月15日
シンプルに徹しました。
たまに、なぜ小物の作っているのですか?
と聞かれることがあります。
聞かれ方やタイミングにもよりますが、
基本的には、『好きなので・・・』
と答えることが多いです。
どこかで書いていたような気もしますが、
帯や着物は形が決まった中で、あるいはなごや帯、半巾など
数種類の
小物に関しては、外枠の形を作っていくもの。
と全く異なったモノづくりだと、
自分では思っています。
ですので、『こういうモノが作りたいよなぁ』
と小物のことを考えていても、
頭の使う部分が違うような気がして、
いい刺激になります。
それで、今回上がってきたのは、
バッグです。
名前は、仙福屋の『仙』を取って、
今のところ、『仙トートと呼んでいます。
とにかく、バッグは草履とは比べ物にならないほど、
色んな意見を頂けます。
できるだけ取り入れて製作したものもありますが、
今回は思い切って、色々なものを捨てて、
シンプルに徹したものです。
A4サイズのものが入る。
軽い。
薄くてもバッグ自体で立つことができる。
これだけに目を向けて作ったものです。
まだ、極一部の人だけに実物を見てもらいましたが、
シンプルで、荷物を沢山持つときにサブで使える。。
などなど、評判は上々です。
完成して、実物を初めて見たとき、
人に見せた時は、久々にドキドキしていました。