2010年10月31日
モノづくり 仙台で。
仙台は、通過することが多く、
一泊ですが楽しんでいます。
京都から出張行くときは、そうなんですが、
(特に初めての場所では、)周りをグルッと見回して、
人の話をじっと聞いて、そこの空気を自分の中へ蓄えてます。
京都へ帰った時に、それをモノづくりと、合体させると、
満足できる面白いモノを作れることが多いです。
もう少ししたら、京都へ戻りますので、
とてもワクワクしています。
先日、こんなことを聞かれました。
『帯を作る時って、どうするんですか?
ネタ探し、マーケティングとか行ないますか?』
モノづくりは個人でするので、会社は別としてですが、
基本的にしていません。
甘いと言われるかもしれませんが、
この帯は、若向きへ向けて・・・、云々、というように、
ターゲットを絞ったモノづくりというのは、とても苦手です。
それよりも
突然会った人を思い浮かべながらのモノづくりや、
こうしたら、驚いてもらえそう、喜んでもらえそう、
ということを自分の作りたいモノと交ぜながら、
モノづくりしていってます。
コーディネートでも似てて、何かを目指したものでなくて
(確率は低くても)、偶然の思いがけないコーディネート
など、そういうものが大好きです。
最近密かな人気があるこういう帯も、
人の意見、好み、今までの流れを気にしていたら、
多分できなかったと思います。
『沢山売る』という観点から考えると、
上のような話は受け入れられず
また違った意見もあるとは、思いますが・・・