2011年09月01日
数日は北海道に〜
しばらくは、北海道へ行っていました。
その間はモノづくりを小休止する予定でしたが、
周りの皆さんから、取っ掛かりのアイディアを頂いてきました。
(物凄くたくさんです。)
織りや素材、配色を考えると、『相当無理かも・・・』と思って、
しまいますが、京都へ帰ってきて、、それらを整理みると、
『やってみるか。』という気持ちになりました。
そういえば、まだまだ何も分かっていなかった頃に、
図案、綜絖、紋図の職人さんが言われていたことを
思い出しました。
それは、図案家は、心から『良い』と思う図案を書くべき。
『これ、織るの難しいかも?』と後の職人さんの仕事に気を遣うとか
『こっちの方が売れそう』と、今までの流れの継続仕事を
やりやすいようにしてしまうと、
小さくまとまり過ぎて、面白いものができなくなる。
それが繰り返されて、結局、毎年面白くなくなっていって、
同じようなモノばかりに・・・。
今月は、京都から出たり入ったりの多い月になりますが、
ちょこちょこと出てきますので、楽しみにしていて下さい。
その北海道では、目の前に帯や着物、小物が、
いつもよりも多くあったので、様々なコーディネートをしています。
例えば。
『伊藤若冲の世界×大島紬×純銀帯留め(千鳥、ト音記号)×カット硝子帯留め』
とか
『燦々(なごや帯)×仙福屋御召×モレッティ帯留め(金魚、ヒトデ)』
生成の地色の帯に、もう一方は明るいブルーのペイズリー柄。
対極のような帯ですが、そこに着物が入ったり、帯締めや帯留めが
入ると、優しくもなり、粋にもなり、意味有りげにも見えと、
周りの方々も頷きながら、面白いコーディネートを楽しんでいました。