2011年11月30日
2つ目のサイフ
昨日の続き。。
帯地を生地と見る場合、帯を裁断するのは相変わらず、
ためらってしまいますが、他にも裏糸の問題や裁断面の後処理、
柄の見え方など、悩みどころが満載です。
ある程度は仕上がりを予想していても、試作の幾つかは予想と違っていました。
まだ帯地作り初心者だったときのお太鼓をイメージしてイメージして、
出来上がってきたときの感じを思い出しました。
そんな流れを経て、
(ほぼ)完成したものが、このような感じです。
『雪の結晶』
と帯の意匠、絹の発色を上手く活かした、小物になっていると思います。
2つ目の・・・と付けたのは、
今までお持ちのモノと気分によって、着せかえサイフのように使い分けてもらえたら、
という気持ちからです。。
西陣の特徴言われる、少量多品種ということから、このお財布も人気のある柄を集中して、
作るのではなくて、色々な柄を少しずつ、色々な種類で作っていきたいと思います。
(帯と同じサイフというシチュエーションは、今まで想像しにくいかったですね。)。
『蜘蛛の巣、作楽縞』
世間には良いものは、探せば数多くあると思いますが、
意匠で自分の満足するものを、とことん選べんでもらえるものは、
あまり見ませんので、そうなっていければと思います。
身近な所に帯地を持ちたい自分から出てきた、モノつくりでした。