2012年01月31日
たてのせかい
太子間道好きとしては、太子間道の柄が織り上がってくると、
少しテンションが上がります。
『漢錦/作楽』
写真の柄は、織が『経の織物』(=経錦)です。
『西陣』は緯(横)の織物が中心ですので、大きな目で見ると、
この『経』中心の織物でモノづくりすることは、少しいつもと勝手が違います。
経の織物は、珍しいわけではなくて、何百年〜も昔から織られてはきました。
ただ、西陣では織物が複雑になるにつれて、生産量は少なくなっています。
現在、自分の興味がその『経』へ行っている所ですので、
今は文献等に当たって、進めているところです。
もちろん、緯の世界もやることは、いっぱいあるのですが、
少しプリミティブな世界にも足を運んでやっていきたいです。
今日は、そんなことをモノづくりの打ち合わせで話していました。
少し前、となみ織物で『経』というと、
経糸を増やした風通組織で織り上げたものがあります。
この辺りからも、今すぐにでもモノづくりのイメージが
出てきそうなんですが・・・。