2012年02月25日
シンプルなごや帯。
最近人気のなごや帯。
2012春の美しいキモノに掲載されているのと同じ、
職人さんが織った織物です(cf.p158)。
『仙福屋なごや/はな石畳』
地は錦織で駒箔を使い、光らない程度の光沢を付けて、
柄にメリハリを出しています。
色目は、花の核部分に、薄い水色をちょんと乗せているのが、
ポイントになってて、全体的に優しい雰囲気が漂っています。
この柄は、以前他の織物で織っていて、その時は黒と銀のカッコイイと
いう感じでしたので、キーに持ってくる配色で大きく違ってきます。
南蛮七宝もそうですが、こういう細かい連続柄(こづき柄)は、
となみ織物でも、無数に作って、一度織ってしまうと、
それで終わりにしていましたが、最近は南蛮七宝のこともあって、
社内では少しずつ見なおして行っています。
昔の柄を手直してして、なごやで織り上げ、柄もコストもシンプルに。。
というモノづくりも、少しずつ手がけていきたい所です。
将来的には、こういうのもWebで取り扱っていきたいですね。
種の帯締めがアクセントのコーディネートです。