となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > > 春帯留め その1

2012年03月14日

春帯留め その1

 

毎季節、帯を作っていると、

『あ、これ作ろう。』と

ふと思って作るのが、帯留め。

 

ここのところ、季節ごとに欠かさず作るようになってきました。

 

素材は、『純銀で彫金』もありますが、一番製作する機会が多いのは、

モレッティ(モレッティ、ノーススター使用)を使ったものです。

 

今日は登場するのは・・・

 

いくつか上がってきたものの中で、なぜか春向け帯を作っていた

頭にポッと思いついた月です。

 

モチーフが春らしいかはどうかはコーディネートして、

結ぶ人の感性にまかせるとして、

名前は春らしく、そのまま『春月』です。

 

IMG_3737.jpg

『作楽モレッティ/春月』

 

 

IMG_3806.jpg

木花とのコーディネート』

 

比較的に小さな帯留ですが、きものを着た際、三分紐を通して、

お腹の真ん中に帯留めを持ってきても、主張すぎず目立たなさ過ぎず、

ちょうどいい大きさだと思います。

 

特に、写真のような星尽くしの中に紛れさせると、

帯留めが居場所を見つけたようで、

いきいきとしてくるような気がします。

 

ほかにも色々面白いコーディネートがあると思いますが、

それを考えるのも帯留めを使う楽しさかもしれませんね。

 

まだ、ほかにも上がって来ていますので、

随時紹介していますね。

 

 

 

ちなみに、

このモレッティシリーズは日本の硝子よりも光熱で加工していますので、

透明感と耐熱に優れていて、割れたとしても、修復が可能です

(もちろん、割れたカケラは残しておいて下さい)。

 

IMG_3808.jpg

 

よく例に使われる少しかわいそうな金魚ですが、尻尾の付け根から割れてましたが、

お預かりして直しに出した所、全くキズはわかりません。。

 

去年人気だった千鳥も上がってきていますので、この辺り、お楽しみに〜

 

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