2012年03月14日
春帯留め その1
毎季節、帯を作っていると、
『あ、これ作ろう。』と
ふと思って作るのが、帯留め。
ここのところ、季節ごとに欠かさず作るようになってきました。
素材は、『純銀で彫金』もありますが、一番製作する機会が多いのは、
モレッティ(モレッティ、ノーススター使用)を使ったものです。
今日は登場するのは・・・
いくつか上がってきたものの中で、なぜか春向け帯を作っていた
頭にポッと思いついた月です。
モチーフが春らしいかはどうかはコーディネートして、
結ぶ人の感性にまかせるとして、
名前は春らしく、そのまま『春月』です。
『作楽モレッティ/春月』
『木花とのコーディネート』
比較的に小さな帯留ですが、きものを着た際、三分紐を通して、
お腹の真ん中に帯留めを持ってきても、主張すぎず目立たなさ過ぎず、
ちょうどいい大きさだと思います。
特に、写真のような星尽くしの中に紛れさせると、
帯留めが居場所を見つけたようで、
いきいきとしてくるような気がします。
ほかにも色々面白いコーディネートがあると思いますが、
それを考えるのも帯留めを使う楽しさかもしれませんね。
まだ、ほかにも上がって来ていますので、
随時紹介していますね。
ちなみに、
このモレッティシリーズは日本の硝子よりも光熱で加工していますので、
透明感と耐熱に優れていて、割れたとしても、修復が可能です
(もちろん、割れたカケラは残しておいて下さい)。
よく例に使われる少しかわいそうな金魚ですが、尻尾の付け根から割れてましたが、
お預かりして直しに出した所、全くキズはわかりません。。
去年人気だった千鳥も上がってきていますので、この辺り、お楽しみに〜