2012年06月15日
総紗縫色から脱出。
総紗縫は冬でも結べるので、それに合わせた色を作ります。
ただ、モノづくりをしていて、上手く行ったと思っていると、
どうしても同じ所から動きたくないものです。
たとえば、配色でも。
定番の黒・モカ・鳩羽・白・グレーがありますが、
総紗縫の組織では、上の色すべてで、それぞれの良い特徴が出せ、
柄も上手くいきます。
そうすると、なかなか全く離れたところへは、飛び出しにくいです。
が・・・。
試すことは、最近はじめました。
たとえば、『赤』。
赤系ではなくて、『赤』を緯糸に通して配色しています。
そして、その右横は『紫』、左横は『緑』。
経糸が濃い系色なので、短い目出しだと、そこまで違和感は感じませんが、
一本まるごとこの配色で織ると、おそらく『・・・』と言葉がでなくなるかも、
しれません。
この他にも、試していますが、
定番の色目に匹敵するようになるには、箔も新素材・新色を創りだすか、
相性の特別にいい柄を探すか、なにかしないと、一過性で終わりそうです。
まず、世の中に出せるように、がんばります〜。